稽留流産の体験談

稽留流産を経験した私

私が稽留流産と診断されたのは15週くらいの時でした。

私はもともと生理不順で、生理周期は毎月変わっていて1ヶ月生理がこないこともありました。

1ヶ月以上遅れたら妊娠検査薬を使うようにしていましたが、いつも陰性だったので今回もそうだろうとその時は妊娠検査薬を使いませんでした。

しかし2ヶ月たっても生理が来ないので産婦人科へ行き、検査をしてもらいました。

いつも陰性だから今回も陰性だと決めつけていましたが、検査をすると妊娠していました。

頭の形がわかるくらいで、心拍もありました。

その時の私は悪阻もなく、食べる量が増えたりなどもしていませんでした。

次の健診は1ヶ月後と言われました。

1ヶ月後に病院へ行き、診察してもらうと先生から心臓が動いていないと言われました。

先生からの診断は稽留流産でした。

今思えば、赤ちゃんが死んでしまっていたから悪阻も何もなかったのだと思います。

旦那も私も赤ちゃんができてすごく喜んでいたので、流産という言葉を聞いた瞬間にショックを受け、私は大泣きしました。

先生によると、妊娠初期の流産は赤ちゃんの生命力の問題で、お母さんがどれだけ気を付けていても流産する人はしてしまうということでした。

初めての妊娠での流産でした。

先生からは普通に生活をしていて、出血が確認できたら病院に来てくれと言われました。

流産と診断されてから出血が確認できるまでは約2週間でした。

それから子宮口を広げて手術ををし、退院したのは2日後でした。

身体的にも精神的にもボロボロだから仕事も家事も1ヶ月は休んでくださいと言われました。

ゆっくり休んでと言われても私はなかなか笑えませんでした。

同じ時期に親友も妊娠していたからです。

あの子は普通にお腹が大きくなっていくのに、何で私だけ流産してしまったのか。

私のしていた行動の何がいけなかったのかと、そればかり考えていました。

後輩ママへのアドバイス

稽留流産は、誰でもなる可能性があって、それがたまたま自分だったということが多いそうです。

自分の行動が悪かったのかとか、思いつめてしまうと思います。

でも、私は半年後に2回目の妊娠が発覚し病院を変えて診察してもらった時に先生に言われた言葉にすごく安心しました。

1回目の妊娠の時は、お母さんの身体や心が、お母さんになる準備がまだ出来ていなかったんだよ。

今お腹の中にいる赤ちゃんは、前にお腹にいた子が、もう大丈夫だって思って戻ってきてくれたんだよ!いう言葉です。

絶対そうじゃないでしょなんて思う言葉でもあるかもしれないけど、そう言われるだけで私は安心できました。

自分で思うのと他人に言われるのとでは違うかもしれないけど、流産してしまって辛い時には、また戻ってきてくれると思って欲しいです。

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