稽留流産の体験談

待ちに待った妊娠、幸せな気持ちになるはずが…

初めて妊娠が分かったのが、妊娠6週目でした。
結婚して1年半でやっと待ちに待った妊娠でした。
妊娠6週目に産婦人科へ行き、診察してもらい胎嚢が確認出来「妊娠確定」と言われすごく嬉しかったです。
次の検診は1週間後と言われ、1週間ずっとそわそわして過ごしていました。
妊娠7週の検診時、胎芽が見えないと言われ何を言われているのかよくわかりませんでした。
先生から「胎嚢は通常通り大きくなっているけど、赤ちゃんが見当たらない」と言われました。
調べ物もしていなかったので、何を言われているのか、そんなことが起こりうるのか、全く考えが追いつきませんでした。
固まっている私に先生は「稽留流産かもしれない。もう一週間様子を見てみよう。もしかしたら1週間待ったら見えるかもしれない」と言ってくださり、少しだけ期待をして帰宅しました。
その日からの1週間はすごく長く感じました。

1週間後の妊娠8週目、内診の時目の前にモニターがありエコー映像が見れるのですが、やはり胎嚢は大きくなっているけど、胎芽の確認ができませんでした。
先生の前で泣いてしまい、どうしても諦めることができなくて先生に「もう1週間様子みたい。それで無理なら覚悟を決めます。どうかもう1週間時間をください」と伝え、先生は「わかった。でも妊娠8週目で胎芽が確認できないのはおかしい。1週間待って無理だったらすぐ取り出さないと胎嚢はずっと大きくなっていくからね」と言われ、また長い1週間を過ごし旦那と一緒に産婦人科に行きましたが、やはり胎芽は見えず、取り出す手術をいつにするかの話になりました。
この時妊娠9週だったのですが、歯磨きをする時に気持ち悪くなることが多くなり先生に伝えると「それはつわり。胎芽はいないけど胎嚢はあるから通常の妊娠より少し軽いつわりだね」と言われ、ちょっと驚きました。

手術前日に子宮口を広げるための棒を入れる処置をしました。
ほんの数分で終わり、痛みもタンポンを入れるような感覚でした。
その日はすぐ歩いて帰宅しました。

手術当日、朝8時に病院に行き念の為に内診で見てもらって胎芽がいないと最終確認をしてから手術室に行きました。

全身麻酔をして、意識が飛び、看護婦さんに呼ばれ気づきましたが、意識が朦朧としている時に激しい腹痛を感じお腹を抑えようとしても両手両足を縛られているので何もできず手術台の上で叫んでいました。先生が見かねて痛み止めの座薬を入れてくださり少し痛みが引いた後「ごめんなさい」という思いが強くなり次は号泣していました。
手術じたいは15分程で終了したみたいです。

その後術後室で安静にし、自分で歩いてトイレに行けるまで回復して、エコーで様子を見て14時ごろに病院を出ました。
先生からは「4日間は安静」と言われましたが、3日目で仕事に出ました。一人でいたら、いろいろ考えてしまうので…

2週間後に産婦人科に行き問題なく診察を終えました。

後輩ママへのアドバイス

妊娠したら全体に生まれると思っていたので「稽留流産」と言われ頭が真っ白になりました。友達は皆生まれているのに、なぜ私だけ?!とすごく思いました。
仕事をしていたので、仕事復帰した時に先輩たちが「私も○人目流産だった」「私も最初の子心拍確認できた後に流れちゃった」と言われ、「自分だけじゃないんだ」と少し気持ちが楽になりました。
私は、自分の何がダメだったのか、もう妊娠出来ないんじゃないか、私のせいで…ごめんなさい。と自分を責め、追い込み、自身もなくなっていました。
でも同じ境遇を持つ方の話を聞いていて、先輩に「忘れ物をしたから取りに行っているんじゃない?またすぐ戻って来るよ」と言われ、救われました。

どうか自分を責めないでください。仕方のないことなのです。また自分たちのところに戻ってきてくれるように準備しましょ!
大丈夫です!!

参考になったらここをクリック(ログイン不要)
ありがとう!7 ありがとう
\ あなたも体験談を投稿しませんか? /
次の体験談へ
\ あなたも体験談を投稿しませんか? /