まさか私が??〜8週目で稽留流産〜
現在一児の母です。この子が1歳になる頃、2人目が出来たことが分かりました。検診に通い、エコーで「心臓が動いてるね」と言われ妊娠が確実になりました。つわりも始まり、「あ〜〜きたか…」と思いながらも嬉しい気持ちでいっぱいでした。
2週間おきの検診。その日も普通に病院へ行きました。妊娠8週目でした。すでにつわりで食べ物も限られてきてた頃です。
……あれ?動いてない…たまたまか?
そう思っていた私。いつもより少し長い沈黙があった後、先生はおっしゃいました。
「この間より赤ちゃんが全然大きくなってないし、心臓も動いてない。お腹の中で亡くなってるね」
……いや、「まさか私が??」のひと言です。なんで?理由は?もう産めないの?などなど、一気に頭に色んなことが浮かんだけどどれ1つ言葉になりませんでした。
先生からは事務手続きのように、手術します、同意書にサインしてください、手術はいついつです…と一気に話され、全くついていけず、やっと出たセリフは「手術しなきゃだめですか」でした。
「手術しない方法もあるけど、耐えられないほどの腹痛と大量の出血がおきるよ。しかもそれはこの1週間くらいの間いつ起こるか分からない」そう言われ、主人に相談した結果手術をすることに決めました。
手術は全身麻酔です。眠ってる間にお腹の赤ちゃんが摘出され天国に葬られます。次の妊娠までは生理を約3回程経験して子宮が元に戻ってからと言われました。(診断書にはきちんと「稽留流産」と書いてありました)
稽留流産は全く症状がありません。先ほども述べましたがつわりもあるんです。厳密に言うと、赤ちゃんが亡くなった時点でつわりではありませんが、体の中に異質な物があると体が判断して気持ち悪くなるのです。それが本人的にはつわりと認識されます。なぜなら他に異常な症状は何もないからです。出血もありません。腹痛もありません。いたって普通です。そのため、稽留流産は私のように妊婦健診で発覚することが殆どだそうです。
私はつくづく思います。妊娠することも、お腹の中で無事に大きくなることも、元気に生まれてくることも全てが奇跡なんだと。改めてそう気づかされた経験です。
単刀直入に言います。
どうかどうかご自分を責めないで!ということです。これは原因のないものなのです。
あなたに問題がある訳ではない、旦那様に問題がある訳でもない。たまたまなんです。染色体の異常が原因であるらしいが、それを防ぐ方法はありません。私は神様が私たちのためにそうされた、と思っています。だから、その時は悲しいけど、決して子供を産めない体でもないし、きっとまたあなたの元に戻ってきてくれるのではないかと、そう願います。
私がこの事実に直面した時、まず感じたことは「なぜ私が??」でした。妊娠二回目で、知識もあったからいろいろ気をつけていたし、ちょっとの変化ですぐに妊娠したと気付いたし、つわりもあったし…
思いを巡らせてみても原因は分からず、もやもやしたので、助産師をしている友人や知人に話をして聞くことにしました。
勇気を振り絞って聞いたのに答えはアッサリ。
「原因ないよ」「私も経験者。みんな言わないだけでけっこう経験してる人いるよ」でした。
その瞬間「なんだ〜」と思いました。
そんな経験していても、みんな現在は元気な子供達の母です。だからどうか、ご自分を責めないで。妊娠が分かったら普通にして下さい。普通とは、いわゆる妊娠したら気をつけること、それだけです。