冷や汗モノの貴重な体験
2人目の妊娠の際、26週のときに切迫早産になり37週で帝王切開にて出産するまで入院しました。仕事と子育てを今まで通りこなしつつの妊娠生活。まぁ2人目だし〜と気楽に構えていました。週数が増えるにつれ、お腹が張っているというか、何か変な違和感を感じていましたが、検診では前置胎盤気味、と言われてはいたものの、血圧や体重の急激な増減もなく、特に問題なく順調だったので、油断していたのかもしれません。26週に入ったある日、朝からお腹が張って痛く、ちょっとした出血が…。本能的に危険を感じ、産院へ行き、張り止めを処方され、これでダメなら入院だよと言われて一旦は帰宅したのですが、夜中に陣痛かのような痛みと張り、血の塊がボコッと出てきたときにはもうダメだ!と産院へかけこみ、そのまま絶対安静で入院になりました。もし今生まれてしまったら障害が残る可能性があること、この2日が山です、と説明され、夫と2人で青ざめたことを今でも思い出します。24時間張り止めの点滴をしながら、トイレだけはかろうじていくことが許された生活。初めの2日間は泥のように眠りました。知らず知らずのうちに疲れていたのかもしれません。その後、少しずつ体力を取り戻し、さていつ家に帰れるのかな〜と思っていたら「一度張り止めの点滴を始めたら、もう出産まで入院だよ」と先生からの悪夢のような一言に打ちのめされました。26週で、出産まで最低でもあと2ヶ月も入院?!上の子は?仕事はどうしよう?!想定外のことに慌てましたが、義母や実母に頼りながら、夫がだいぶ頑張ってくれ、職場の理解もあって早めに休業扱いにしてもらい、どうにかこうにかやり遂げました。甘えたい盛りの3歳だった上の子に会えないのも辛かったですが、一番辛かったのは、点滴をし続けなければならなかったこと。薬が強いのか、24時間続けると、血管がダメになってしまい、腕のあらゆるところに挿し直してもらいました。夜中に薬が漏れたのか、朝起きたら腕が2倍くらいに膨れ上がっていたことも。結局、逆子が治らず帝王切開で出産となる37周まで点滴とのお付き合いは続きました。今となってはなかなかできない体験だったなぁと笑い話ですが、本当に大変な2ヶ月でした。
無理をしない。少しでも違和感を感じたら病院へ。周りの理解ある人たちと協力して、緊急時の対策をとっておく。