切迫早産での入院の体験談

双子を妊娠!予期せぬ切迫早産から入院へ…

双子だったため、NICUのある総合病院で、毎回お腹からのエコーや内診も行っていました。

28w6d。いつものように検診へ向かった私。その頃少しお腹が張り気味ではありましたが

「双子ちゃん、元気に大きくなってるかなぁ…」なんて呑気に考えていました。

エコーをして、内診を始めた時、それまで笑顔で赤ちゃんは順調だと言っていた先生の声色が変わりました。そして、診察室に戻ったらお話しましょう、と言われました。

診察室に戻ると先生がエコーの写真を見せながら

「ここからここまでが子宮頸管といって子宮の出口の長さなんだけど、2.2センチしかありません。2センチをきると即入院なんだけど、双子ちゃんなのもあるのですぐに入院してもらいたいと思います」

と説明されました。


入院の準備もあったため、その日から2日後、29w1dの日の朝入院になりました。

これが1度目の入院です。


1度目の入院は内服だけでの様子見でした。

1日3回リトドリンの内服を行い、同時に毎日膣洗浄を行いました。

その他、毎朝胎児モニターをつけ、胎児の心拍と私のお腹の張りを計測します。

それで頚管長に変化が見られなければ、内服で自宅安静との説明でした。

その時私はあまり深刻に考えておらず、すぐに帰れるだろうと楽観視していました。


そして私の予想どおり、1週間後(30w2d)には一時帰宅が許され、30w5dには自宅安静での退院が認められたのです。


自宅に戻ってからは、

家事は実家の母が手伝いに来てくれていましたので、トイレとお風呂以外は本を読んだりして、できる限り動かずに過ごしました。


そしてさらに1週間後。

31w1d、退院後初めての検診にドキドキしながら向かいます。

「お変わりありませんか?」

「張りもあまりなくなったので、大丈夫だと思います」

そんな会話をしたあと、内診へ。

そこで衝撃の言葉を聞かされます。

「頚管長が1.4センチまで短くなっています」

驚きました!

本当に張りは減っていて、極力動かずに過ごしてきたのになぜ?と悲しくなりました。


そしてその日は帰宅も許されず、入院セットは母に持ってきてもらって即入院、24時間リトドリンの点滴生活が始まりました。


まず辛かったのは、動悸、ほてり、手の震えといった点滴の副作用です。

私は副作用がかなり出るタイプだったようで、初めのうちはお箸でご飯を食べるのもつらいくらい手が震えました。

それと同じくらい辛かったのはのは、点滴の刺し替えです。

通常は1週間に1度なのですが、私は血管があまりもたず、2、3日に1度刺し替えを行いました。漏れてしまったところが赤く腫れ、出産後の今でも少し跡が残っているところもあります。


少しずつ点滴の量を減らしながら、36w5dで点滴を外せるように調整していきました。

内服が点滴に変わった以外は前回の入院と変わりません。


そして36w5dの朝、長かった点滴生活が終わりました。

これで何事もなければ翌日には退院して出産を待つだけになります。


それはお昼頃でした。


なんとなくお腹が張っている…

少しだけ痛いような気もする…


張り返しがあるかもしれない、と言われていたので、一応、助産師さんに少し張っていると伝え、様子を見ることになりました。


夕飯の時、張りが5分間隔くらいになっていることに気づいて、助産師さんにそう伝えました。

すぐに胎児モニターをつけられ、お腹の張りを測定。

モニターは見たこともない数値を表示していました。


でもこの時、特に痛みなどはなかったので私は張り返しだからここを乗りきれば退院だと思っていました。


バタバタと先生がきて、診察室に連れて行かれ内診をして、そんなことをしている間もどこか現実味がなく、明日には帰れるんだと思っていました。


「これ、陣痛きてますね」


先生の言葉に耳を疑いました。

え、だって全然痛くない…


そんなことを思っているうちにあれよあれよという間に手術の準備がされていきます。


そうして、それから約1時間半後、緊急帝王切開により元気な双子の男の子を出産致しました!


私は双胎妊娠だったため、帝王切開が決まっており、陣痛が進んでしまうと母子共に危険だと言われておりましたので、うまれてしまった今となって思うのは


退院しなくてよかった…


ということです。

病院にいたから痛みをあまり感じていない中でも陣痛に気づけて無事に出産できたのですから。

後輩ママへのアドバイス

とにかくムリは禁物です。

自分では大丈夫なつもりでも、体の中では何が起こっているのかわかりません。

初めての妊婦生活、子どもが生まれる前にやっておきたいこともあると思いますが、体調と相談しながら、時には諦めることも大切です。


元気な赤ちゃんに会えますように。

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