切迫早産での入院の体験談

恐怖でしかたがなかったNST検査

妊娠23週に頻繁にお腹が張ることに気がつきました。20分に1回のペースで張り続けるので、病院へ行きました。

NST検査でも20分ごとに張りが見られましたが、内診の結果は問題なく、ウテメリン錠25mgを6錠処方され帰宅しました。

薬を飲むと1時間ほどは落ち着きますが、その後また20分おきに張る状態に戻ってしまいます。その日は薬を飲みつつ過ごし、症状が改善しないので次の日にも受診しました。

NST検査ではやはり20分毎に波形が現れますが内診は問題なく、ウテメリン錠25mgを6錠処方され、帰宅しました。その際、次の日も受診するよう指示がありました。

翌日朝一番の診察で子宮頚管がやや短くなっていると言われ、そのまま入院となりました。切迫早産という診断でした。その頃は妊娠24週になっていました。

病室に入るとすぐにNST検査をしました。張りのペースが10分おきになっており、ウテメリンの注射を肩にされました。副作用で動悸がし、冷や汗が出て、手が震えましたが、お腹の張りはすぐに落ち着きました。

入院中は1日4回、午前5時、10時、午後5時、8時にNST検査がありました。ウテメリン錠25mgも1日6回、4時間おきに飲むよう指示がありました。

毎日午後2時頃に内診があり、子宮頚管の長さ、子宮口の具合、胎児の大きさ等を一通り調べます。子宮頚管は入院時から短くなることはなく、子宮口も開かず、胎児も順調に成長していましたが、お腹の張りは妊娠26週まであいかわらず20分に1回という頻度でした。

私は院内歩行自由と言われていましたが、妊娠26週までは内診時とトイレ、シャワー以外はベッドの上で過ごしました。

入院直後から妊娠26週までが精神的にとてもつらかったです。初めての妊娠、切迫早産での入院ということで、お腹の子が無事に産まれるか心配で毎日泣いてばかりいました。

安静にしていてもお腹が張り続けるので、NST検査が恐怖でしかたありませんでした。しかし、母親がストレスを感じるとお腹が張りやすくなると聞き、お腹の子のためにも、どっしりかまえなければならないと思い直しました。

妊娠27週に入ると、NST検査(90分)で波形が1度しか現れない日もあるなど、徐々に張りが落ち着いてきました。この頃、先生の許可を得て、午後3時ごろに院外の散歩(15分程度)をするようになりました。

散歩直後にもお腹が張らなくなった妊娠28週に、晴れて退院となりました。

退院後も1週間に1度通院し、NST検査を受け続けました。ウテメリンは、4時間毎に1錠から6時間毎に1錠へ変わりました。

自宅では、軽い家事と軽い散歩以外は寝て過ごしました。

そのような生活は陣痛が始まった妊娠36週まで続きました。36週6日の午後7時半に破水から陣痛が始まり、37週0日に、無事元気な男児を出産しました。

後輩ママへのアドバイス

初めての妊娠で切迫早産と診断されたこともあり、入院直後はひたすら恐怖と不安で泣いてばかりいました。

しかし私の場合、お腹の張りはあっても、子宮頚管が極端に短くなることや子宮口に変化がみられることはありませんでした。

お腹が頻繁に張ることは注意すべきことですが、過度に不安がる必要はないです。切迫早産と診断されても、入院と言われても、先生の指示にしたがって、ゆったりした気持ちで構えていることが、お腹の子にとっても、良いことだと思います。

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