仕事人間で母親になっていなかった。
私は、看護師をしており一人目の時も二人目の時も悪阻も酷く、お腹の張りも強かったです。お腹があまりに張るのでお医者さんに相談すると「人それぞれ、体質だよ」と言っていたのであまり気にせず点滴をしその後夜勤するといった妊娠前と変わらない生活を送っていました。また、私の現場には女性が多いのですが結婚している女性はとても少なくキャリアウーマンが集まったような環境でした。「妊娠は病気じゃない」妊娠をきっかけに仕事に支障はきたしたくない。と強く思っていました。もちろん仕事上、私より大きな患者様の体の向き替えだったりと妊娠していようが関係なく行っていました。しかし、尿から少し血液のようなのが混じっているのに気づきましたが、上司に言えず仕事終わってから産婦人科には行こうと決めていました。仕事を終え産婦人科に行くとお医者さんから指摘を受け切迫疑いの診断書がでました。妊娠7か月より強制的に仕事がDrストップになりました。そこから自宅安静になり仕事の時は気づかなかった張りんも頻回さなどに驚きました。トイレやTVをみて笑う、ご飯を食べるその動作をするだけでもお腹がギュっと痛く締め付けられ、定期的にウテロン(張り止め)を服用し、横になるといった状況でした。旦那さんが協力的だったこともあり極力動かない。ほとんどベッドの上で凄しました。しかし、不意に息もできなくなるほど痛みが定期的に来るためおかしいと思い受診しNST3時間とり緊急入院になりました。そこから1週間で帝王切開で出産をしました。正期産までお腹の中に入れれることが一番よかったのですが心拍が低下していることで予定より前の出産になりました。心配でしたが、生まれて現在も元気で本当にほっとしています。
私は「大丈夫・大丈夫」と赤ちゃんの事は考えず、自分のことだけ考えて行動(仕事)していました。その結果、赤ちゃんにとても苦しい思いをお腹の中にいたときにさせてしまいました。お医者さんに指摘された時などにはあまり感じなかったですが、実際に心拍数が下がっているNSTの結果を知ったりしたときにはこの状況に焦りと本当にごめんなさいという気持ちになりました。私は、母親ではなく仕事人間でしたが、妊娠し出産を経験したことで母親とは何か。を改めて考えさせられました。お母さんにしか守れない命、確かにお腹の中にいます、どうか大切にしてほしいなと思います。私も、母親とは何か今でも考えさせてもらってます。