誘発剤からの帝王切開
悪阻もなく、非常に順調な妊娠生活を送れていたのですが、予定日が近づいてきても全く降りてきていなかった為、真夏の盛りに毎日2時間ほどウォーキングに勤しんでいました。
そんな中42週の予定日を迎え、検診へ行くと羊水が少し減ってきているとの事。
翌日から誘発剤投与の為の入院といわれました。
初めての妊娠だった私は、それでは翌日ついに我が子の会えるのかととても浮かれていたのですが、大きな間違いでした。
翌日、朝一番で診察、やはり降りてきていないため、ラミナリアという海綿体でできた子宮を広げる管を挿入。これが非常に痛く、今まで大切に扱ってきた膣にグリグリと異物を突っ込まれました。
その日はその処置のみ、夕方管を抜き検診すると子宮はやっと2センチだけ開いていたようです。
翌日、朝一で検診、昨日ようやく少し開いた子宮はぴったりと閉じていたようです。
あの痛みは無駄に終わりました・・・。
今日はもう帰りなさいとの事で、退院することに。
予定日超過3日目、今日から誘発剤を点滴→陣痛全く起きず→帰宅。
予定日超過4日目、昨日とは違う種類の誘発剤を点滴→同じく全く起きず→帰宅。
予定日超過5日目、3日目の誘発剤を量を増やして点滴→微弱陣痛がくるもすぐに収まり帰宅。
予定日超過6日目、昨日を同じ点滴を同量→陣痛起きず帰宅。
予定日超過7日目(43週突入)、4日目の点滴を量を増やし点滴→微弱より強めがくるもまだまだで帰宅。
予定日超過8日目、昨日と同じ点滴さらに量を増やす→微弱陣痛が10分おきにくるようになると同時に破水→この日からはもう帰宅できないので、入院。
予定日超過9日目、3日目の誘発剤を昨日と同量で点滴→子宮から脳天を突き刺されるような強烈な痛みが10分おきに起こる。しかし赤ちゃんはまだ下へは降りてきておらず、この陣痛を丸一日耐える。食事はほぼ喉を通らず。
予定日超過10日目、昨日と同じ誘発剤点滴、もう点滴を外してほしいとお願いするも聞き入れてもらえず、赤ちゃんはまだ降りてこず。この日も丸一日陣痛に耐え、もう息をするのも辛い。あまり記憶がありません。何度も過呼吸になり助産師さんに助けてもらいました。
予定日超過11日目、深夜に緑色のドロドロしたアメーバーみたいなものが大量に膣から出てくる→赤ちゃんもしんどくなり子宮の中で便をしているとの事、心拍も弱くなってきているらしい。エコーで確認する赤ちゃんの頭は母体のおへそ側も向いており、これ以上は危険だと判断。
緊急帝王切開により、無事3150グラムの女の子が生まれました。
今回、赤ちゃんが下に降りてこなかったのは全く原因がわからないと医師はおっしゃってました。
赤ちゃんの為、スムーズのな出産のために出来ることはすべてしたいと思うのが母親かと思いますが、何が良い、何が悪いは結局定義はないような気がします。
降りてくるときは降りてくるし、まだならまだですし、あまりいろんなことに神経質にならずに、赤ちゃんに会えるその日を楽しみに、できることだけ無理のないようして過ごせば良いと思います。
私9か月まで立ち仕事をしておりましたし、産休に入ってからは毎日ウォーキングやスクワットをして足は靴ずれまみれでしたが、そこまでしても降りてはきてくれませんでした。
のんびりゆったりと、妊娠生活を楽しんで下さい。