大きい痛みと大きい喜びと大きい息子
妊娠中からずっと週数より大きいね、この子は。と検診時に毎回産婦人科の先生に言われ、体重も増えて怒られる始末でした。
産休をとるまでの間、意識的に歩いたり運動もしていて体も丈夫なほうだったので初めての出産も、まあ痛いだろうけど難産にならずにすぐ産まれるだろうと余裕でいました。
しかし、40週を過ぎても陣痛の気配すらなく、大きすぎると難産になるからという理由で誘発剤を使うことになりました。
産院がソフロロジー出産の産院だったので薬も一気には入れず少しずついれてできるだけ自然の流れで出産まで持ち込むという感じでした。
点滴のように繋がれて少しずつ薬をいれていきました。
すると、全く痛くなかったお腹がだんだんキューっという痛みに。
子宮からお腹全体を絞られる感じです。これが陣痛なのか!と思いましたがまだ全然だよ、という助産師さんの言葉に絶句。
力をいれてないのに便意をもよおすような感じになったら呼んでね。とのことでしたがその時点ですごく痛くて、うそ?まだまだかかるの?という気持ちでした。薬が少しずつだったのもありますがそれから約20分。ついに我慢できないような強烈な便意が。でも不思議と便は出したくはないんです。お腹を下したときの便意に似ています。そしてお腹もすごく痛い。助産師さんを呼ぶと子宮口を確認され約8cmとのことで分娩室に。歩くのも辛くてこんなに苦労すると思わず涙が流れました。その後も分娩室で薬を投与しつづけゆっくりゆっくり時間をかけて出産に望み、ついに40分後に3800gの大きな赤ちゃんが出てきてくれました。
誘発剤を使ったおかげか陣痛から出産まであまり時間がかからなかったです。力を入れすぎたのか点滴していた腕のあたりが内出血になっていました。自然分娩ではなかったけどこれから痛みがくるぞ、ってわかって望めたので心の準備ができたと思います。
初めての痛みは予想がつかず、ほんとに不安だと思います。自分だけ辛くてなんでまわりの人たちはこんなに余裕なんだ!とか意味不明な八つ当たりもしたくなります。
痛い時間は一瞬です。必ず過ぎ去ります!そしてその後にはかわいいわが子と会えるのでこの子を産んであげれるのはわたしだけだ!と、ポジティブにがんばりましょう!