おしるしから出産まで
長男を出産した時の話です。
初産だったので、出産までの体調がどう変化していくのか気になったワードは産婦人科で聞いたり、本やネットで調べて知識を増やしていました。
産婦人科で行われていた妊娠後期の妊婦向けの母親教室で、陣痛までの流れの説明で『おしるし』という話が出ました。初めて聞くその言葉の意味をしっかり頭に入れました。子宮口が開く時に出血をし、それがもうすぐ陣痛が来る合図というものでした。個人差があり、全く分からない人もいれば、おりものに混じって少量出血する人、生理並みに出血する人もいます。血の状態も茶褐色の人や真っ赤な鮮血の人もいるそうです。こまめに出血していないかはチェックしておいてくださいね、また大量に出血した際には必ずすぐに病院に連絡して下さいね、と言われました。
週一の検診の度に必ず担当医に出血(おしるしの有無)や変わった事はありませんでしたか?と問われるようになりました。
検診から3日後の38週3日目、お手洗いに行った際にごく僅かに出血しているを見つけました。これは『おしるし』だと確信しました。量はほんの一滴程で、色は真っ赤でした。出産がそろそろ近づいてるんだと、そわそわする気持ちを抑えて過ごしていました。
おしるしを確認してから2日後に、強い腹痛を感じ始めました。前駆陣痛が徐々に本陣痛へと変化していき、その次の日の夜に生理並みの出血をしました。すぐに病院に連絡し向かい、そのまま入院…そして出産しました。おしるしから出産までは3日間の出来事でした。
出産を迎えるにあたって、自分の体調の変化や体から出されるサインを見逃さず何が起こっているのか理解しておくことは、とっても大切な事です。何かあると焦る気持ちが先に来てしまいがちですが、パニックにならないように事前の情報収集はキチンとしておきましょう。