実はあれが「おしるし」だったんだな…
出産予定日までまだ3週間ほどある日のことでした。朝からなんだかいつもよりお腹が張っているな、と思い安静にしていました。しばらくすると下着に違和感を感じ確認をすると、出血していました。その時は、出産予定日まで時間があるので、まさかおしるしだとは思いませんでした。ただただ、お腹の中の赤ちゃんに何かあったのではないかと不安でいっぱいでした。すぐに病院に連絡をし、診察をしてもらいました。産婦人科の先生も「子宮口も開いていないし、予定日より早いし、赤ちゃんが小さめだったので、まだお腹にいてほしいね。」と、止血剤と張り止めの薬を処方してくださいました。その日は自宅に帰り様子を見ることになりました。昼食をとって、処方薬を飲み、安静にしていました。出血から約五時間ほどたった頃、お腹や腰あたりが痛くなってきました。「薬も飲んだのにどうしてだろう」と不思議でたまりませんでした。しばらくすると痛みは治まったのですが、また時間が経つと痛みはじめ、すぐに治まり…と時間にばらつきはあるものの痛みが繰り返されるようになりました。その時も「予定日より早いから違うはず」とまさか陣痛だとは思わずにいました。(出産経験のある母は、もしかしたらとその時思っていたそうです。)ネットなどで調べていくと前駆陣痛かもしれないという思いになりました。前駆陣痛は本陣痛とは違うと知り、陣痛を図るアプリで時間を記録しながら、ひたすら治まるのを待っていました。しかし、夜になるにつれて陣痛の間隔や陣痛時間が本陣痛のようになってきて、アプリから病院に連絡するようにという通知が送られてきました。それでもまだ信じられず、というより信じたくなく、「まだ我慢できる痛みだからこれは本陣痛ではない!」とひたすら痛みに耐えていました。翌朝になっても痛みは繰り返されており、陣痛の間隔や陣痛時間が規則的になってきたので、「やっぱり本陣痛なのかも」と言う思いになり、午後には病院へ連絡をし、診察をしてもらったら、「陣痛は薬では止められないからね」と即入院を言い渡されました。病院に行ってから約2時間半ほどで出産し、36週目での早産となりました。出産を終えた時、最初の出血はおしるしだったんだな。と思いました。
私の場合は予定日より早かったので、出血があった時はまさかおしるしだとは思いもせず、出産までの心の準備が出来ていなかったこともあり、陣痛だとは思いたくなかったという気持ちや間違っていたら恥ずかしいという気持ちが強かったので、痛みなどを我慢してしまったのですが、何かいつもと違うと思ったら、自己判断せずに、早めにかかりつけの先生に連絡をして、診察をしてもらった方が絶対にお母さんの体の為にも赤ちゃんの為にもいいと思います。