妊娠高血圧症候群(PIH)の体験談

事の重大さにようやく気づいた

私は妊娠前、特に大きな病気をしたこともなく、健康だけが取り柄だと思っていました。もちろん、妊娠中も経過は順調で赤ちゃんも元気に育っていますと言われていましたが、34週の頃にいつもの検診で血圧を測るといつもより少し高め(131/93)に出たことに看護師さんや先生が気になったようで再計測もしました。「病院についてすぐに測ったからもしかしたら上がっちゃったのかな」とその時は様子見で終わり、その後3回受けた検診でも問題はありませんでした。しかし39週頃の検診でまた血圧が高め(130/83)に出て先生が更に気にするようになりました。自覚症状がないので私はその時そんなに気にしてはいませんでしたが、入院を進められた時に初めて「昔は妊娠中毒症といっていたのですが今は妊娠高血圧症候群といいまして、このままだと赤ちゃんも危険だしお母さんも大変なのです。」と言われ初めて事の重大さを知って焦り、赤ちゃんにもしものことがあったらどうしようと不安になりました。入院をしてからこまめに血圧を測ってもらっていて、その経過もみながら陣痛促進剤を使ったりと色々処置をしていただきました。入院してからは「頭が痛い事はないですか?」とよく聞かれていましたが本当に自覚症状がなく、なんで血圧が上がるんだとわけがわかりませんでした。食事も減塩メニューにされていてとにかく血圧が上がらないように対処してもらっていました。結局帝王切開での出産になり無事に元気な赤ちゃんが産まれましたが、産後も血圧測定は続き、退院してからも自宅で測定するように指示を受け、何度か経過をみせに通院しました。1ヶ月後の検診の際に血圧が大分安定したのでようやく様子見になりました。

後輩ママへのアドバイス

病気について実際に色々話を聞くまでピンと来ていませんでした。今は母子ともに元気に過ごしていますがこれがあたりまえじゃないということを考えさせられ、人任せばかりではなくもっと自分でも勉強し、食事面など自分でできる対策はしておくべきだったと思いました。

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