妊娠高血圧症候群(PIH)の体験談

妊娠高血圧症候群にかかりました。

私が妊娠高血圧症候群と診断されたのは、9ヶ月のときです。

血圧はそんなに高くはなかったのですが、8ヶ月に入ったあたりから手足に浮腫みがあらわれ始めていました。

検診では毎回“様子見”でしたが、1週間に3kgの体重増加があれば病院へ来てください、とは言われていました。

あと1週間で臨月に入るという日の朝、まず顔がいつもより浮腫んでいてびっくり。他の人が見てもすぐわかるぐらいでした。

血圧も130台と、いつもより若干高め。念のため体重を図ると、この3日間で3kg弱の体重増加があったため、病院に連絡して通院しました。

病院でも血圧を測り、尿検査を受けました。すると血圧が140台に…。もともと緊張して上がりやすいこともありましたが、ここまで上がったのは初めてでした。

妊娠高血圧症の条件である「浮腫み、高血圧、尿蛋白」のうちの2つに当てはまるため、妊娠高血圧症候群ですね、と診断を受け、そのまま入院することになりました。


入院して食事療法と様子観察をしてみて、改善もしくは臨月にはいったら退院しましょうか、とのことでした。


私の場合、入院して1日3回の血圧測定と塩分控えめの食事を摂ることで赤ちゃんと私の様子を見ていきましたが、入院した次の日から血圧は安定し、あとは浮腫みだけ、という状態になりました。

しかし浮腫みはなかなかとれず、まるで象の足状態。歩くのも痛くて、指で押すとそのままへこんでしまうくらい。

そのまま1週間が経過し、浮腫みの様子も変わらず臨月に入ったため、自宅で様子を見ることになり退院しました。


その後も血圧は少し高め、浮腫みも変わらないまま39週と4日に陣痛が起き、無事に出産しました。

陣痛開始から31時間もの長時間になり、最終的に私の血圧も上がっていってしまったため、吸引分娩で引っ張りだしてもらいました。

母子ともに無事で、産後1,2ヶ月で血圧も浮腫みもスッキリ落ち着きました。

後輩ママへのアドバイス

私は妊娠期間中が真夏だったため、あまり外出したり運動したりすることがなかったせいもあったのかもしれません。

もともと痩せ型で体重増加についてもあまり気にしていませんでしたが、そのせいで塩分を摂り過ぎてしまった可能性もあります。とはいえ、とくに外食やお惣菜、塩分の高いものを摂っていたわけでもなく、普通の食事内容と量だったと思います。

実際、食事療法をしても変化がなかったところをみると、ストレス・体質的なものも考えられます。


よく言われるアドバイスしかできませんが、悪阻がないのであれば適度なウォーキングや体操をする、塩分を控えた食事を心掛けることが大切です。

しかし、ストレスなく、楽しみながらできる範囲で十分だと思いますし、体質的な理由から羅患してしまうケースも多々有りますから、あまり自分を責めすぎないように過ごしていってくださいね。

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