妊娠高血圧症候群になって
私はもともと、低血圧で血圧も通常の健康診断の時では90行くか行かないか位で推移していました。
ですが、妊娠してからは8週目から血圧が110/61。上が100を超えた状態になっていました。
それからは28週までは上が90~110程度で通常血圧範囲で推移していました。
その後の30週の健診でも血圧は90/48で普通だったのですが、この頃から尿蛋白と浮腫みが出始めました。
塩分を気を付けることと、軽い運動をするようにという指字が助産師さんからあったので、その日から減塩、運動は真夏だったので、家の中でいつもよりも家事を多めに、外で運動したと同じ感じになるように冷房はOFFで、そしてスクワットをするように心がけました。
その後の32,34,36,37週の健診でも血圧は上がり続け、37週では125/69。自分では初めて見たような数字でした。それと同時に、尿蛋白もプラスのまま、浮腫みは酷くなり、ぞうさんの足のようにパンパンの状態になっていました。
自分で血圧が上がり始めた時点で、妊娠高血圧症候群は気を付けようと思い、ネットで調べて当てはまる項目をよくチェックしていたのですが、とくに当てはまる項目が血圧と浮腫み位しかなく、違うのかなと思っておりました。妊娠高血圧症候群の前兆の中に頭痛がありますが、私はもともと片頭痛があるため、痛み止めの薬を処方して頂いていたので、頭痛が妊娠高血圧症候群と一致しているとは思ってもいませんでした。
37週の健診時、産婦人科の先生より、「ちょっと血圧が上がって、尿蛋白や浮腫みも出ている。妊娠高血圧症候群の可能性があるかもしれないので、一度総合病院で検査してみてください。」と紹介状をもらい、総合病院で検査を受けました。
結果は妊娠高血圧症候群でした。もう37週で正産期なので、入院を進められました。私は初産だったので、1人でいる時、急に陣痛がきたら怖いなとずっと思っていたのと、このまま帰っても血圧が下がったり、浮腫みもなくなったりしないと思ったので、入院することにしました。
入院後、38週の健診では血圧は最高の145/88になっていました。入院中は血圧測定が朝昼晩の3回。体重チェックも毎日。あとは尿を1日分溜めたり、どのくらい出たか測ったりしました。また運動制限もありました。浮腫み対策には運動がいいと思っていたのですが、急に動きすぎることで、妊娠高血圧症候群になってしまう場合もあると助産師さんから聞きました。また、重症の妊娠高血圧症候群の方は目からの刺激もよくないので、アイマスクを食事やトイレ、動いたりする以外の時に装着しなければならないこともあるそうです。
その後は、食事や体重管理をしてもらっていたので、38週6日の健診では血圧が126/65まで下がりました。が、尿蛋白は高い数値のままでした。
そして、39週3日で正常分娩での出産となりました。
出産して、妊娠高血圧症候群が終わり、血圧も元に戻ると思っていましたが、逆に上がってしまい、産後4日目では142/94で妊娠中よりも高い数値になってしまっていました。尿蛋白も出産前ほどではないですが、通常よりは高い数値で確認されていました。
ですが、通常通り退院でき、退院後も自宅での血圧チェックが1週間ありました。
自宅に戻ったら、高血圧だったのが嘘かのように低血圧状態に戻りました。
病院に行くと緊張して、血圧が少し高くなってしまうタイプだったのかもしれません。
妊娠高血圧症候群は母体にも赤ちゃんにとっても怖い病気です。
出産が終わるまで、治りません。
私のように本当に自覚症状がない場合もあります。
少しでも不安に思うところがあったら、先生や助産師さんに相談してみるのがいいと思います。