妊娠高血圧腎症を発症した経緯
私が妊娠高血圧腎症と診断されたのは37w1dの健診の日でした。それまで120/90を前後していた血圧が150/110まで上がっており、また、尿蛋白の数値も高く、医師から「妊娠高血圧症の疑いがありますので管理入院する事をすすめます。」と言われたのにも関わらず、妊娠高血圧症を甘く見ていた私は、あろうことかその専門医に「本態的に高いのであって決して今急に高くなったわけではない。私はフルタイムで仕事もしているし、今休めと言われても代わりもいないため困る。」と宣言しました。予想しなくともわかるかとは思いますが、相手はその道のプロフェッショナル。まず、物凄く怒られました。「あなたはご自身と赤ちゃんと仕事、どれが大切なんですか!?仕事?もう育児休暇入れますよね?良いんですか?会社、ダメにしますよ?」と。そこまで言わせてしまいました。そしてダメ押しに助産師さんに、「法律でなんで育児休暇がこの週からって決まってるのかをしっかり考えて欲しいな。」と言われてしまいました。結果的に2日後、再検査で数値が悪ければ入院になったのです。
それからその2日間、浮腫で足が痺れて寝るのもままならないくらいには痺れて痛くて大変でした。
2日後の再検査でまぁ見事に妊娠高血腎症と診断されて、入院確定となったわけですが。
「入院時は食事療法で改善しなければ投薬治療、投薬治療で改善しなければ帝王切開で出産させますね。改善した場合には退院や普通分娩も出来ますので頑張りましょう。」
そう言われたのにも関わらず、私の身体は入院当日の夕方、NSTをやっている最中に急に悲鳴をあげました。
「なんだか少し頭痛がして。」この一言でした。血圧を測定してもらうと、180/120。「数値的にマズイこのまま下がらなければ帝王切開になるので、承諾書を書ける親族を呼んでください。」と言われたものの、夫はブラック飲食店の店長、中抜けも出来ず実母に来てもらい、同意書にサインをもらいました。そして肝心の血圧は上がるばかりで結果的にバイタル図りっぱなし、NSTやりっぱなし、点滴打ちっぱなし、導尿カテーテルで排尿し、点滴による副作用で全く食べられずに嘔吐を繰り返し、週末をのりきり、帝王切開での出産となりました。
まず、身体を1番に考えて、しっかり休んでください。私は若くバイタリティに溢れているとタカをくくった結果が妊娠高血圧腎症の発症でした。私が点滴漬けからの帝王切開で出産したことにより長女は10日ほど入院することになり、毎日搾乳した母乳を運んでは泣きはらしてました。妊娠高血圧症は心身ともにすこやかでいることが必要です。しっかりと身体と心に休息を与えてください。