妊娠高血圧症候群(PIH)の体験談

妊娠高血圧症で35週での出産

結婚後、なかなか赤ちゃんを授かることができず、不妊治療を受け体外受精で妊娠しました。不妊専門クリニックを卒業し、産婦人科で妊婦検診を受けていました。初期に出血があり切迫流産で数日入院したり、安静指示が出たりしましたが、安定期に入ってからは順調でした。妊娠35週の妊婦検診で少し血圧が高めで、尿検査でたんぱくが出ており尿の精密検査をしておくとのことだったのですが、特に不安にはならず気楽に考えていました。翌日、産婦人科から電話で呼び出しがあり行ってみると、主治医から「尿検査の精密検査で尋常じゃないたんぱくの数値が出てる」その時測った血圧も高く「血圧もこの数値やし帰らすことはできない」「このまま入院」と言われ、ただただ驚くばかりでした。すぐに入院部屋のベッドに横になる指示が出て、点滴を付けられ、血圧は計りっぱなしの機械を付けられ、その血圧を見ると上が160や170、180という数値が叩き出され、機械のアラームが鳴りっぱなしでした。このまま出産をしなければ、母体が危険になる可能性があるとのことで、まだ35週だったため大学病院へ救急車で緊急搬送。すぐに主人に連絡をして駆けつけてもらいました。大学病院のMFICUで一晩様子を見て、血圧を下げるかなりきつい点滴をされるも血圧は下がらず、このままだといつ合併症を起こしてもおかしくないとのことで、緊急搬送された翌日、妊娠35週5日で緊急帝王切開にて出産。病名は妊娠高血圧症でした。安定期からはずっと順調だったので、本当にとてもびっくりして、自分でも驚きの出産となりました。自覚症状としてはむくみがひどくなってきたくらいでした。予定日より1ヶ月前の出産となり、赤ちゃんもまだ小さく2220g。NICUに1ヶ月入院していましたが、すくすくと元気に大きく育ち、先日1歳になりました。あのとき検診で妊娠高血圧症を見つけてもらい、無事に出産することができて本当に良かったと思っています。

後輩ママへのアドバイス

妊娠期間中は本当に何があるかわからないと身をもって経験しました。赤ちゃんを守れるのはママだけなので、何か体の変化を感じたときには迷わず産婦人科へ行って下さい。赤ちゃんは本当に可愛いです。出産、頑張ってくださいね。

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