順調だった妊娠経過の最後に発症しました。
私が、妊娠高血圧症候群を発症したのは39週に入ってからでした。突然発症したのではなく、前兆はありました。28週の妊婦健診で採血をされ、その時に腎機能を表す数値があまりよくなく、このままひどくなれば妊娠高血圧症候群になると言われていました。水分を摂りすぎない事、運動は控えてなるべく安静に過ごす事を言われていました。
妊娠高血圧症候群は体重増加が多すぎると、発症してしまう病気だと思っていました。なので食事にも気をつけ、体重も増やしすぎない様に気をつけていました。先生から言われていた安静については、上に子どもがいたためなかなか守れずにいましたが、特に頭痛など高血圧の症状は出ていませんでした。
36週頃から吐き気がひどくなり、食べてもすぐに戻していました。赤ちゃんが大きくなり胃を圧迫しているんだと思っていました。ちょうどその頃から血圧が高くなり始め、家でも継続的に血圧を測る様に言われました。36週から38週の間の血圧は130台でしたが39週の検診の時は150台まで上がり、そのまま入院となりました。
入院後はトイレ以外はベット上安静で、24時間の血圧モニタリングをしました。大きくなった赤ちゃんが、原因だと思っていた吐き気は、血圧が上がっていた事が原因でした。
嘔吐するたびに血圧が180台まで上がっていたので、入院した翌日に陣痛促進剤を用いてお産する事になりました。陣痛促進剤でもなかなか赤ちゃんが降りてこず、血圧もずっと180台だったために帝王切開で出産する事になりました。
出産後もしばらく血圧が高かったのですが、1ヶ月検診の時には正常に戻り、今では後遺症もなく育児に励んでいる毎日です。
自分の体調に異変があれば、先生に相談してください。私の場合、妊娠高血圧症候群の症状は何もなかったと思っていましたが、血圧が上がりすぎると吐き気や嘔吐が見られるそうです。毎日吐き気があったことをもっと早く相談していたら、あそこまでひどくはならなかったのかなと思っています。
あと、無理は禁物です。妊娠は病気ではないため、つい無理してしまいがちですが、大切な赤ちゃんがお腹にいますので、無理は禁物です。