妊娠高血圧症候群(PIH)の体験談

2度目の妊娠高血圧症候群

私には娘が2人いますが、その2人を妊娠中、つまり2度も妊娠高血圧症候群にかかってしまいました。

1人目は32週の時血圧が急に上がり、急遽入院、34週の時に緊急帝王切開で出産しました。今思えば体のむくみ、急な体重増加など病気のサインは出ていたように感じます。

2人目は、血圧をこまめにはかり、体重管理や塩分も気をつけていました。しかし同様に32週の頃、血圧が徐々に上がり、胎児の成長が緩やかになってしまいました。病院では軽度の妊娠高血圧症候群と診断されました。最初の出産が緊急帝王切開だった為、重症化を防ぐ為、また胎児を少しでも長く胎内で育てる為に管理入院をすることになりました。入院中は徹底した食事管理、安静に過ごすことで血圧は安定してきました。しかし胎内の成長はとてもゆっくりで、なかなか体重が増えませんでした。34週を迎える頃、血圧がかなり高い値を出すようになり、降圧剤の服用も始まりました。35週には血圧上昇によるふらつき、尿蛋白も出ていたため、先生の判断で帝王切開となりました。

胎児は約1800グラムと小さめでしたが、特に問題もなく元気に生まれてきてくれました。そのあと約1ヶ月NICUで入院し、2500グラムで退院となりました。血圧は出産後、徐々に下がっていき、産後3ヶ月程で元の血圧となりました。

後輩ママへのアドバイス

妊婦健診で、何気なく測る血圧や尿検査はとても大切なものです。私は母親が高血圧だったので、遺伝の可能性ももしかしたらあるかも、と言われました。

また、1人めで妊娠高血圧症候群にかかると2人目も同様になる可能性は高いそうです。血圧を上げないためにも、減塩、食事内容には十分気をつけてほしいです。イライラしたりストレスをためることも良くないです。ゆったりした気持ちで妊娠生活を過ごしてほしいです。

妊娠高血圧症候群は母体にも危険が及ぶ、怖い病気です。むくみが酷いな、頭がチカチカするなど少しでも気になる点があればすぐに担当のお医者様に伝えて下さい。

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