あまりの痛さに入院

高齢で初めての妊婦生活、悪阻も軽く、仕事は妊娠中期には退職し、その後もトラブルもなく高齢の割にのんびりと楽しく順調にマタニティライフを過ごしました。
しかし臨月になり体重も少し増え過ぎ、そしていきなり血圧も普段より10も上がってしまいました。
病院の先生にこれ以上体重が増えたり血圧が下がらないと早めに入院して出産まで管理しますと言われ、体重を増やさないようウォーキングをしたり、食事もかなり注意しました。
そのかいあって入院には至りませんでした。

しかしその後、赤ちゃんが大きい割に降りてないと言われてスクワットなど頑張っていたある日の夜、まるで下痢のような腹痛がしました。
トイレに何度も行っても何もないのに継続的なは治まりません。結局朝まで殆ど眠れませんでした。
それでもそれなりに動ける程度なので、朝も普通に起きましたが腹痛は変わらず。
その日は出産後に色々お手伝いしてくれる義母が家にいて、夫は仕事が休みでみんなでショッピングモールに行く予定でしたが、私はお腹痛いから家で休んでいるよと言うと、義母がそれなら今から病院に行きなさいと、もうそんなにお腹大きいんだから産まれるかも知れないよと。
その時38週6日、いやいやまだまだ赤ちゃん全然降りてないし、産まれないでしょ？と思いつつもなんだか腹痛はひどくなっている気がして病院に電話してから病院に夫に付き添われて行きました。
やはり赤ちゃんは降りている気配はないものの、おしるしが出てますよと診断されました。
血圧もその時は落ち着いているものの、念の為にということでその日すぐに入院することになりました。
この時陣痛のような何分間隔なんてものは全くなく、とにかく下痢のようなお腹の痛みがずっとありました。

一旦帰宅し、予め纏めてあった入院用の荷物を確認してから再度病院に行って入院の手続きをしました。
その間もずっとお腹は痛いのです。
しかも夜になると痛みはますます酷くなってきました。あまりの痛さに他の入院患者さんに迷惑をかけないようにと這うように病室を出て、トイレからナースコールをしてお腹痛いです！と訴える程。
すると助産師さんが車イスで来てくれて、もう前室に行きますから用意しましょう！と言いました。
前室？もう出産するの？とその時混乱しつつ病室に戻り荷物を持って車イスで診察室へ。
夜中なのに先生が内診をして、赤ちゃん降りてないけどもう今日中には産まれると思いますよ、と言われました。
その時今までの腹痛はもしかして前駆陣痛？と初めて思いました。
とはいえ未だに分かりません。どこまで前駆陣痛だったのか、どこから本陣痛だったのか。
とにかくあの日スクワットした後の腹痛は前駆陣痛だったようです。それからの腹痛は判断つきません。
でも義母の判断は正しかったのです。
何かあったらとにかく病院で診てもらうこと。
入院の翌日、39週0日に無事に出産しました。
でも分娩室に入ってからも微弱陣痛だからと陣痛促進剤を処方されたり大変だったので、あのまま自宅で我慢していたらどうなってただろうかと思います。