こんなに痛いのに本陣痛じゃないなんて!
妊娠39週1日。おしるしもあり、あと何時間後か何日後かは分からないけれど、確実に出産は近付いており、落ち着かない時間を過ごしていました。その晩から生理痛のような下腹部が重い痛み。これかな??なんて思いながらも普通に眠ることができました。その痛みが1日続き、徐々に子宮に鈍い痛みが。最初は15分〜30分間隔で、持続時間も10秒ほど。もうそろそろだ!と、家事や入浴を痛みのないタイミングを見計らってこなしていました。ただ、なかなか痛みの間隔が一定にならない。痛みは増して、持続時間も長くなっており、間隔も短い時には5〜10分おきに来るのに、かと思えば20分、1時間来ないことも。結局、感覚は定まらず、そのまま1日過ごす。39週と3日。かなり痛い。冷や汗をかきながらも、「間隔が一定になってから電話してください」という助産師さんの言葉どおり、自宅でひたすら耐えていました。これは前駆陣痛であって、本陣痛ではないから・・・と自分に言い聞かせ、耐える。結局、夕方になっても間隔はまばら。それでも痛みは増し、持続時間も1分近くに。主人や親のすすめでやっと病院に電話し、状況説明。1回診察するから来てくださいと言われ病院へ行きました。内診の結果、子宮口は3センチほどしか開いていませんでした。そして何故か遠のく痛み・・・。本来なら家に帰って様子をみるところでしたが、採血の結果、炎症反応が少し高めということで、抗生剤をやるためにそのまま入院になりました。その後、2日間、壮絶な痛みとの戦い。子宮口も6-8cmひらき、短い時には2〜3分おきの激しい痛み。2回分娩台にのったものの、2回とも乗ったとたん陣痛が遠のき、また前室へ戻されてしまいました。いつ産めるのだろう、本陣痛ではないのか?と問いかけながら、痛みで叫び呻いていました。入院2日目の夜、体も精神的もボロボロ・・・ごはんもほぼ食べれず点滴。しかし、今までにはない、いきみ感が出現、本陣痛きた!?と、発狂しながら痛みに耐えました。入院3日目の朝、とうとう分娩台に乗ることに。すごく痛いのに、陣痛が遠のく一瞬の時間で寝てしまうくらい、体力を消耗していました。助産師が指でぐいぐいと内診、とうとう破水です。いきみたくてしょうがない、辛い時間を過ごしていました。そしてとうとういきむ許可が。絶対産んでやる!の一心でふんばり、そこからはすぐ出て来てくれました。産んだ後は、ただひたすら、ぼーっとしていました。
陣痛には様々なスタートがあります。おしるし、破水、前駆陣痛・・・。余裕のあるうちに、情報収集をしておき、いざというときにパニックにならないようにしておくことが大切だと思います。