初産での焦りと不安感
出産予定日が10月7日。妊娠発覚後から実家近くの病院に通っていました。自宅から実家までは車で40分ほどの距離です。
37週目の時に「子宮口が2.5センチ強開いてきてるねー1週間後には産まれてるかなー」と医者に言われ、私は早く実家で待機しとかないとと焦りが出てきて、健診後すぐに、出産日まで実家に帰ることを決めました。それから体調は特に変わらず、陣痛と言えるようなお腹の張りもよくわからず、とりあえず赤ちゃんが下におりてくるようによく歩いたりして体を動かしていました。そうこうしているうちに一週間が経ち健診の日になりました。
38週目。子宮口はきっともっと開いてるだろうとドキドキしながらの診察。「子宮口はまだ2.5センチ強かなー」と医者からの言葉。私はこんなになかなか子宮口が開かないものかと不安に思っていました。出産経験のある友人に話を聞いていると、「初産では子宮口は開いてきてるけどなかなか産まれないのはよくあるよー」と言われ、私だけじゃないんだと安心しました。でも私は1日でも早く赤ちゃんに会いたいという気持ちも強く、その日の健診後からはいつも以上に歩くようにしました。そのお陰かそんな時期なのか「張ってきてる」ていう感覚もよく分かるようになりました。陣痛が自分に分かるのか妊娠初期から心配で、助産師さんや友人にもよくその不安を打ち明けていてると「陣痛は絶対分かるから大丈夫!」と強く言われていたのですが、この張りが陣痛なのかその時もサッパリ分からず、一応陣痛アプリをインストールして張りの間隔を付けるようにしていました。毎日お腹の中の赤ちゃんに「もう出てきていいよー、早く会いたいなー、抱っこしたいなー」と話しかけていましたがそんな思いも届かず、また健診の日がきました。
10月1日、39週目。今日はいつもの先生でなく、健診ははじめて助産師さんがしてくれました。「子宮口は3センチまでもいかないけど、おしるしが出てますよー早ければ今日か明日に出産かな」「ちょっと血が今出てるので、このまま血が止まらないようなすぐ連絡下さい」と言われ、赤ちゃんにやっと会える!!っとテンションが上がりながら実家に戻りした。昼食後、いつもと同じように散歩しにいきましたが、歩いていると普段感じない強い痛みや張りを数秒、3回ほど感じました。でもまぁこの程度なら大丈夫だろうというぐらいしか思ってませんでしたが、""おしるし""が出てるというのもあり念のため早めに家に戻りました。トイレでナプキンを確認するとナプキンに多量の血が付いていました。病院で言われた言葉が気になったので、確認も含め「血がとまっていない」とその日15時頃病院に連絡しました。
「今すぐ準備をして病院に来てください」と言われ、やっとこの時が来た!!!とドキドキワクワクしながら状況を仕事をしていた主人に電話で説明し、18時には主人も実家に到着して病院に急ぎました。
先生の診察後、私は前期破水をしているということが分かりました。
聞いた事のない言葉でその時はあまりよく理解してなく、お風呂も入ってきていないし、ご飯もまだ食べていないのに「破水しているのでもう病院から外には出れないですよ」と言われた言葉に唖然としてました。破水しているので、シャワーもダメ、トイレ行くたびにお股を消毒するようにと先生から言われていました。
10月2日朝から早く赤ちゃんを出さないとバイ菌が羊水に入ってくるとの事で促進剤を点滴で打つことになりました。促進剤がすぐお腹の張りを強く感じましたが、そんな痛みもなくすぐ昼になりました。子宮口はまだ3センチ。お昼ご飯を食べてからも促進剤の点滴。本を座りながら読んでいるといきなり5人ほどの助産師さんと後から先生が駆けつけてきて、何が起きてるか分からないまま酸素マスクをつけられよく呼吸をするように言われました。後から聞くとお腹が張っている時に赤ちゃんの心拍が落ちたようでした。私の感覚では痛みもなくお腹が張ってるだけで、赤ちゃんがそんな事になってるなんて驚きと妙な怖さがありました。
夕方になっても陣痛がこず、子宮口もまだ3センチ。
17時で促進剤の点滴は中止となり、明日また朝からするようになりました。赤ちゃんの心拍が心配なので、何か起きたらすぐ対応出来るように私は寝る間もずっと食塩水のようなものの点滴を打たれてました。
10月2日。昨日と同じ促進剤の点滴を朝から打ちましたが、昨日よりもお腹の張りもなく、子宮口もまだ3センチ。隣のベッドでは、今日入院してきた人のお産が始まりいきんでる声も聞こえてき、私の赤ちゃんはこのままどうなるのか、いつ産まれてきてくれるのか、ずっと点滴打たないといけないのか色々心配や不安が出てきて、隣から赤ちゃんの産声と""こんにちは赤ちゃん""のメロディが聞こえてきた瞬間、羨ましさを感じ涙が出てきました。夕方になっても陣痛もこず、まだ子宮口は3センチ。助産師さんや先生にしても陣痛がこない何の反応もない私が不思議らしく、再度破水の確認されました。陽性。
念のためこの日の夜中もずっと食塩水のようなものの点滴を打たれてました。
10月4日。朝、子宮口はまだ3センチ。今日は朝からちょっと強めの促進剤を点滴で打たれてました。
何度か張りを感じましたが、全く陣痛はこず、昼になりました。昼から友達が来てくれる予定だったので、私はそれを楽しみにしていましたが、昼食をとっているときに、またいきなり4人ほどの助産師さんと先生が駆けつけてきて、ベッドを倒され酸素マスクをつけられ赤ちゃんの確認を先生がすぐしてくれ、「これから帝王切開をして赤ちゃんを取り出します」と言われました。また赤ちゃんの心配が落ちたそうです。陣痛がきて下から産むことしか考えてなかったので、なんだかショックで涙が込み上げてきました。
15時、無事手術が終わり、待ちに待ちに待った赤ちゃんに出会え、今までにない感動を味わいました。
子宮口が開いてきても、私のようになかなか赤ちゃんが降りてこない人も多いようです。助産師さんからおすすめの運動を教わりました。それは、雑巾掛け運動です。私は入院1日目に教えてもらい試すことができませんでしたが、もしなかなか赤ちゃんが降りてこないならぜひ雑巾掛け運動を試してみてください。ただ
雑巾掛けをするだけなので、簡単だと思います。