2時間半で子宮口0.5センチから全開へ

私は38週2日の時に出産をしました。37週0日の妊婦健診の際、子宮口が0.5センチ開いていているけど、まだ赤ちゃんは上の方にいるねと病院で診断されました。しかし特に体調に変化はなく、前駆陣痛等も感じずに次の38週0日の妊婦健診を迎えました。早朝おしるしがあったものの、診断は前回同様子宮口0.5センチ。赤ちゃんも下がっておらず出産はまだかなぁと言われた帰り、母と外食をした際に下腹部になんとなく痛みを感じました。陣痛が始まったのはその日の夜からでした。陣痛アプリで時間を計測しながら様子を見ていましたが、痛みはまだまだ生理痛程度。規則的な痛みは感じるものの我慢できる程度でこれは本当に陣痛なのかな？と思うほどでした。38週1日の朝、陣痛の間隔が10分を切ったので受診。先生に子宮口の開きを確認してもらったところ、なんと前日同様の0.5センチと全く変わっていませんでした。確かに規則的な痛みはあるのに、子宮口が全く開いておらず、これは陣痛じゃないよとまで言われてしまいました。もちろん入院はせず帰宅しました。我慢できるけれど、やっぱり夜は寝られずこの痛みがダラダラと長く続いたらつらいなと思ったのをよく覚えています。
その後も自宅で様子を見ましたが、夕方痛みが遠のいてしまい間隔もあいてしまいました。陣痛につなげるためにも父と近所を1時間ほど散歩しました。家に帰ってからも、階段を上り下りしたりトイレ掃除をしてみたり、なんとか陣痛が戻ってくるように努力しました。そのおかげか、夜にはまた痛みが戻ってきて、出産日当日の深夜2時、痛みの種類が変わってきたので病院に連絡し、受診しました。痛いと言ってもまだ自分で歩ける程度でした。助産師さんに子宮口の開きを確認してもらったところ、なんと子宮口は0.5センチ、今までと全く変わらなかったのです。これくらいで陣痛の間隔を測っていたら疲れてしまうからやめなさい、と怒られたほどでした。陣痛の間隔も7分を切っているし、痛みの種類も昼間とは違ってきたのに、子宮口が開いていないと言われ、とても驚き絶望しました。入院してもしなくてもどちらでも良いと言われ、迷いましたが深夜車で送ってくれた父を休ませたいのもあり、とりあえず入院させてもらうことにしました。部屋を暗くして、携帯を鞄にしまい、寝ようとしましたやはり寝られず、気付いた時には痛みで床を這いつくばっていました。家にいた時とはレベルの違う痛み、勝手にう~んと息んでしまいそうな痛みがやってきて、我慢できずナースコール。私の様子を見て助産師さんも驚き、すぐに分娩室に連れて行かれました。その時の子宮口はなんと8センチ。助産師さんの慌てようは忘れられません。測るなといわれたので、陣痛の間隔ももちろん測っておらず、今が何時かもわからない、実際には入院した深夜2時から2時間半くらいの出来事だったと思います。入院着に無理やり着替えさせられて、点滴を刺され、鼻に酸素吸入器を入れられました。そうこうしているうちに子宮口全開、もう息んでいいよと言われ、それから1時間程度で娘が生まれました。急にお産が進んだので、先生も助産師さんも本当に驚いていました。娘は2164グラムと少し小さめで生まれたのですが、先生曰く赤ちゃんが小さめだからスルンと急に降りてきたのだということでした。家で産んでいたかもしれないと思うと、あの時入院を選択した自分を褒めたいです。