切迫早産での子宮頸管長の長さの変化の体験談

妊娠31wでの切迫早産

切迫早産と診断されたのが妊娠30wの検診の時でした。

赤ちゃんの頭が下がり気味だとお腹のエコーで言われ、ドクターの判断で経膣エコーをしてもらい頚管長を測ったところ頚管長の長さが2.7センチでした。30wでは3.5センチあるのが理想なんだよとドクターから言われた事を覚えています。そして『1週間後にまた診察するからそれまでは自宅で安静にする事』と言われ帰宅しました。

1週間後、31wの時診察で頚管長の長さを測ってみると長さは変わらず2.7センチ。

ただ『上に子供がいて自宅安静は無理』『第一子も切迫早産で自宅安静経験あり』『実家が遠方』『頚管長の長さが変わらない』という理由で即入院となりました。

入院が決まってからは自分の足で歩く事すら許されず診察室から病室まで車椅子で移動で、ベットから起きるのはトイレと食事の時だけと制限もかかりました。

24時間点滴も始まり、ルテオニン2A/20ml/hでした。

手の震え、動悸、息切れなどの副作用がしばらく続いたと記憶しています。

入院してからは1週間に一度診察をして頚管長の長さを測ってもらっていましたが、入院生活が始まって1週間後の32wの時に頚管長の長さが1.7センチまで短くなりました。

ひたすら横になって寝て過ごし次の検診の33wの時には2.2センチまで戻っていました。

34wの時には点滴の量も減りルテオニン2A/5mlとなり服薬するのと変わらないと言われましたが、ダイレクトに薬が入る点滴を抜いて出産に繋がってはいけないとの判断で抜針までいきませんでしたが、35wに入ってすぐから腕や胸に痒みと発疹が出てきて、薬を塗っても改善されなかったので退院まであと数日となった時にようやく抜針となりました。

入院時に言われていた通り36wで退院。その時の頚管長の長さは2.7センチでした。

退院と同時に家族と共に車で4時間の場所にある実家へ。出産予定の病院にも寄って診察をしてもらい『頚管長の長さも2.7センチで問題なし。37wまでは自宅安静』と言われ一安心。

切迫早産になった人は予定日より早く産まれるかもね…との噂も何処吹く風で我が子は予定日を3日過ぎました。

出産当日は朝から定期的な張りを感じていて、なんとなく気になるな…程度。

昼頃にはその張りも無くゆっくりと過ごしていたのですが、何となく気になり夕方17時頃から入浴。

入浴中に定期的な張りが来ている事に気付き時計を見ると10分間隔!

私は1人目を4時間で出産ととても安産だった事と、切迫早産の診断が付いてると言う事で20分間隔になったら病院に連絡するように言われていました。

でも痛みと言うよりは張り…電話するべきかとても悩みながらも18時前に病院へ連絡すると、すぐ来る様に言われました。

ついでに病院は夕飯の時間が終わってるからお弁当を買ってきてねとミッション付きです。

お弁当を買って実家から車で20分の所にある病院に着いたのは19時前。

真っ直ぐ分娩室へ入り内診をする事に。

定期的な張りはきていたものの助産師さんや看護師さんとも談笑する余裕もありました。

内診をしてもらうと子宮口9センチ開いてる!もう産まれるよ!と助産師さん大慌て、と同時に何でこんなに平然としているのと看護師さんに驚かれました。

急いで出産準備にとりかかりバタバタの分娩室。

『破水させたらすぐ産まれるよ』の言葉通り破水させて貰って15分〜20分後には無事に赤ちゃんと会う事が出来ました。

主人は仕事で自宅がある県外にいた為、実家の母と上の子が立会ってくれましたが、母親はもちろんの事、仕事中だった主人や父親にも驚かれるスピード出産でした。

切迫早産で入院までしたのに予定日過ぎるなんて、と今では笑い話になっていますが、あの入院があったからこその予定日超過だったんじゃないかと思っています。

家族にもたくさん迷惑かけてしまいましたが、この子との今があるのはあの入院があったからだと思います。

後輩ママへのアドバイス

何よりも大切なのは家族の協力と理解だと強く思いました。大げさだと思われてもいいので自宅安静が必要な時は遠慮せずゆっくりと過ごし、入院となるととてもショックだと思います。私は看護師さんに『赤ちゃん産まれたらなかなかゆっくりする時間ないしラッキー』と思いなさい!と言われ、素直に『そうだな』と。それ位の気持ちで過ごして良いと思いますよ。本当に赤ちゃん産まれたらゆっくり寝るなんて出来ないので。

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