がんばってくれた、子宮頚管
妊娠23週に頻繁にお腹が張るようになり(20分毎の張り)、病院でウテメリン錠25mgを処方されました。その後2日間服用し続けましたが、飲んだ直後1時間ほどはおさまるものの、また20分おきの張りに戻ることを繰り返していました。
3日目の朝一番の診察時、内診してもらうと、子宮頚管が2.9cmになっており、切迫早産と診断されました。この時妊娠24週に入っていました。
先生の話では、子宮頚管2.9cmで他の症状がなければ自宅安静にしたいところだが、私の場合は妊娠24週で規則的で頻繁なお腹の張りがあるため、大事をとって入院という判断にしたということでした。
入院中は毎日午後2時頃に診察があり、子宮頚管の長さ、子宮口の具合、胎児の大きさ等を一通り調べます。子宮頚管はその後、入院時の2.9cmから短くなることはありませんでした。子宮口もやわらかくなることも、開いてくることもなく、胎児も順調に成長していました。
ただ、おりものが多く色と匂いがあり(クラミジアに感染していました)、入院初日の妊娠24週から妊娠26週まで、膣洗浄を行いました。また、抗生剤の点滴も10日間、1日3回行われました。
お腹が張ると子宮頚管にも影響が出るとのことなので、ウテメリンは1日あたりの最大量、25mg、6錠が退院時まで処方され続けました。
妊娠28週に、お腹の張りが1、2時間に1回になり、退院となりました。退院時の診察でも、子宮頚管は2.9cmのままでした。
その後は自宅安静という指示でした。実家にいたので、幸いほとんど家事をしなくてもよく、朝食、昼食後の食器洗い、洗濯物をたたむ(干したり取り込んだりはしませんでした)程度で、後はほとんど横になって過ごしました。
退院後も毎週1回通院し、NST検査、超音波検査、内診が行われました。毎週、子宮頚管がいきなり短くなっていないだろうか、と不安な気持ちで診察を受けていましたが、子宮頚管は毎回2.9cmのままだったので、その都度安堵していました。妊娠32週に入って胎児が1.5kgを超えたのを確認すると、先生から少し運動量を増やしてもいいと言われたので、少し家事の量を増やし、軽い散歩や運動をするようになりました。
そのように動く量を増やしても、妊娠36週の診察まで子宮頚管は2.9cmをキープしていました。子宮頚管、よくがんばってくれたと思います。
36週6日に高位破水からお産が始まり、翌37週0日に無事元気な男児を出産しました。
子宮頚管の長さは自分では測れないし、一度短くなったらもとに戻すことはできないので、「短い」と言われ自宅安静や入院となったらとても不安だと思います。
しかし、一言「短い」といってもその他の症状や妊娠週数、何cmか、によって早産の危険度は変わってきます。
まずは落ち着いて、先生や看護師さんの話を聞き、そのとき自分ができる(あるいはしてはいけないこと)をしっかり確認して、元気に産まれてくる赤ちゃんを待つのがいいと思います。