やりすぎなくらい動いたのにこなかった陣痛

３０週で切迫早産と診断され、２歳前だった息子を連れて実家に里帰りして安静にしていたのですが、無事に正期産となる３７周を過ぎてからは、かなり積極的に動いていました。

臨月になっているとはいえ少しでも長くお腹で育ててあげたい気持ちがありつつも、予定より長い里帰りで、イヤイヤ期の息子のお世話に両親も疲れてきていましたし、短気な夫からのプレッシャーもあり、早く産まなきゃと思っていたのです。
１人目の時は高位破水で入院したのに陣痛がこなくて、陣痛促進のために病院の階段を何往復もしたのに結局誘発分娩をしたので、陣痛がきにくい体質だろうと自覚していた事もあり、今回はネットで調べて色々試しました。

毎日、午前中は息子を連れて公園や買い物に行き、愚図れば抱っこして歩き、夜はスクワットをしていました。
また健診の時は、片道２０分程度ですが途中長い坂道がある産院まで速足で往復していました。
後は、夫が実家に来た時に一緒に何回か、臨月に食べると陣痛が来ると噂の焼き肉を食べに行ったりもしました。

それでも陣痛がこないまま予定日が近づいてきたので、３９週頃からは上記に加え、息子がお昼寝している午後に速足で散歩したり、近所の商業施設の階段を何往復も昇り降りしていました。
お腹の大きな妊婦が汗を流して階段を往復している姿は異様だったと思いますが、実家は平屋で階段がなかったし、真夏で午後の強い陽射しを避けたくて、いくつかの施設を日替わりで利用させてもらいました。
もちろん水分補給をしながら階段は手すりを掴んで昇降しましたが、妊婦貧血で薬を飲んでいた事もあり、途中軽くクラクラするほど無茶をしていました。
プレッシャーのせいで少し精神的に追い詰められていたのだと思います。

それなのに結局陣痛がこないまま予定日を１週間超えてしまい、４１週目の健診で次の日に誘発分娩をする事が決まった帰りも、最後の悪あがきをしたくて、息子のお世話を母にお願いして、病院よりさらに高台にある公園に寄り、速足散歩をしました。
途中、夫に明日の段取りの電話をしながら泣いてしまいましたが足は止めませんでした！
でも結局自然な陣痛は来なくて、翌日、誘発分娩ながらも無事に娘を出産しました。