前駆陣痛
予定日を間近に控えた39週5日。その日は満月でした。夕方から夜にかけ、やけにお腹が張り、パンパンに張ることで痛みも少し出ていました。臨月に入ってすぐと、1週間前にも「おしるし」があり、「もしや今日か?」と思いつつベッドに入りました。そして深夜。突然、お腹のとんでもない痛みでハッと目を覚ましました。その痛みは「お腹にとても太い電柱のような物が、ズドンとお腹に突き刺さる」ような痛みでした。たった一回の猛烈な痛みで、冷や汗が出て、そして「次いつくるの?」と言うドキドキですぐには眠れません。「なにこれ?陣痛⁈」と、とても焦り間隔を測ります。すると約5分後、また「ズドン」と激しい痛みが。「もしかしたら陣痛かもしれない‥!」と隣で寝ている旦那に声を掛けてまた時間を測ります。そして、5分、10分、15分‥。「あれ?終わった‥?」ビクビクしていましたが、次の傷みは来ず。「なんだったんだろ?もしかしてさっきのが前駆陣痛なんだろうか?前駆陣痛は本陣痛の前触れと言うし、それより、さっきのが前駆陣痛なら、本陣痛はどれだけ痛いんだろう」そんな事を考えている間に、私はまた寝てしまいました。しかし、しばらくしてまた「ズドン」と言う痛みで飛び起きました。傷みは先程と同じく、2、3度何分かの間隔でやってきてまたおさまりました。それをその晩3度繰り返し、朝を迎えました。「あの痛みが外で起こったら怖いから、予定日まではあまり遠出はしないようにしよう」と決め過ごしていましたが、結局、それ以降前駆陣痛は来ず。予定日も4日過ぎ、破水をキッカケに入院することに。陣痛促進剤を打ち、たまに痛みは感じるものの、前駆陣痛ほどの痛みではなかったですし、モニターにも陣痛の値は出ません。そうこうしているうちに、またも破水。胎便が出ているような変色した羊水が確認されたため、緊急帝王切開での出産となりました。ですので、私は、前駆陣痛は経験しましたが、本陣痛は迎えずに出産になりました。
周りのママたちは「前駆陣痛はなかった」「わからなかった」と言う方が多かったので、なぜか自分もそうなるのではと思い、「陣痛がきた」と焦りました。初産では、どんな痛みが陣痛なのか想像もつかないと思うので、いざという時慌てないように、早めに陣痛アプリなどをいれておくといいと思います。