長い長い予行演習でした
1人目の出産の時の話です。
出産予定日におしるしがあり、もう出産かな?と心配になっていたのですが、まったく痛みがなく2日後、お腹が張り、徐々ににぶい痛みが出てきて「ん?これは陣痛の始まりかな?」と思っていたのですが痛みは消え、普段通りの生活に。次の日、にぶい痛みがまたやってきました。始めは「ん−痛いな〜」と、いう感じの痛みだったのですが、また痛みは消え、5時間後くらいにまたあの痛みがやってきました。痛みがどんどん増していき、それと同時に痛みの間隔も狭まり始めました。
この時は、ほんともうそろそろ産まれるんだろうなと思っていたのですが、実はこの日から出産まで7日間、この痛みとの闘いでした。
次の日、ちょうど検診があったので、先生にお話ししました。すると「前駆陣痛ですね。まだまだ子宮口は開いていないから、出産はまだだと思いますよ。痛くて気になったら来てください。」と言われました。
前駆陣痛が始まり、出産日までの間、前駆陣痛の発生頻度は1時間おきであったり、20分おきだったり、2時間おきだたりとバラバラでした。
その間は、家の中で痛い〜痛くない〜痛いの繰り返しで、寝てても痛みで目が覚め、陣痛の痛みを逃していました。
時には、陣痛の間隔が15〜10分と狭くかなり重痛くなることもあり、病院へ行った回数は2回。2回とも「子宮口まだだね」と帰りました。
まだまだなのに恥ずかしいとも思ったのですが、初めての出産で本陣痛か前駆陣痛かの境目なんてわかるはずもなく、やはり慎重に先生に診ていただいた方が安心もできました。
そして、前駆陣痛開始から6日目の夕方、痛みがさらに増したので「これは?これは本陣痛?でもまた違ったりするのか?いや、でも。」と思いながらも、病院へ電話してから行きました。そしたらやっと「子宮口だいぶ開いてきましたよ。よかったですね。はい、入院しましょう。」と言われ、この前駆陣痛地獄からもうすぐ開放されるんだと、ほっとしました。
そこから12時間、本陣痛の痛みに耐え、出産。
前駆陣痛は出産の予行演習だと言われてますが、私の場合、予行演習長すぎでした。
「次、2人目を出産する時も前駆陣痛長くなったらどうしよう。」と、思っていたのですが、2人目は前駆陣痛の期間はなく、出産日当日、陣痛の痛みの間隔が狭まってきたので病院へ連絡し、病院へ行きすんなり入院、出産となりました。
なので、1人目前駆陣痛だったから、必ずしも2人目も前駆陣痛になるという事ではなさそうです。
痛みについてですが、私の場合、はっきりいって前駆陣痛も本陣痛に近い痛みの時もありました。(さすがに子宮口全開の時の痛みにはかないませんが。)
前駆陣痛で得たものは、陣痛逃しです。出産時に、痛みを自分なりにうまくコントロールできたので、泣きわめくほどの痛みはなく、落ち着いて出産できました。
初めての陣痛で、前駆陣痛か本陣痛かの判断は不可能だと思います。
痛みが強く不安ならあせらず、一度病院へ電話してから、病院へ行きましょう。