切迫流産と診断されたときのこと

私が出血に気が付いたのは、妊娠の初期の初期、まだ7週目のことでした。
6週目で産婦人科に検査に行って妊娠が確定し、2週間後くらいに来院してください、と言われた翌週のことで、次の検査の時まで様子を見るべきか悩みました。
生理の2日目と同じくらいの量の出血で、大丈夫なのか不安になったのもあります。
ネットで妊娠初期の出血について調べると、どうも私は切迫流産のようでした。
流産、という言葉に動揺してしまったのですが、妊娠が継続できることもあるという記述をみて、大丈夫、という思いと、ダメなのではないのかな、という思いで揺れました。
結局、病院に電話をかけ症状を伝えると、すぐに来てください、とのことでした。
病院では尿検査の後、切迫流産になっていることを伝えられ、まず聞かれたのが、不妊治療の上での妊娠かどうか、ということでした。高齢だったから聞かれたのだと思います。自然妊娠であることを伝えると、入院するかどうかを聞かれました。
その時に、入院の期間を訊ねると、出血がおさまるまで、と言われ、仕事をそんなに長く休めない、と思ってしまい、入院はせずに、自宅でで様子を見ると伝えました。
では自宅で安静にしてくださいということで、出血を止める薬と、子宮を緩める薬が処方されました。結局、自宅での安静、をしきれずに、薬を飲みながら仕事には通っていました。
ちなみに安静に、とは、食事とトイレ以外は寝ていましょう、ということでした。
安定期に入ってから職場には伝えるつもりだったのですが、さすがに仕事に支障をきたしそうだと思ったので、切迫流産になっている旨を伝え、掃除や重いものを持つ作業を免除していただきました。
ありがたいことに、薬を飲み始めてから4日ほどで出血が止まり、それ以降は妊娠後期になるまでは全く出血はありませんでした。
妊娠が継続できた時には、本当にほっとしました。
無事に出産した今だからこそ思うわけですが、仕事と娘を天秤にかけてしまった申し訳なさがあります。
きっと、そのまま流産してしまっていたら、なぜ仕事を優先してしまったのかと、自分を責めていたと思いますし、周りの人からも言われていたでしょう。
不安になったときにはなるべく早く病院で検査を受け、何よりも妊娠の継続を第一に動くことが、後から悔やむことがないのではと思います。