赤ちゃんの生命力を信じること
妊娠4週の頃から、生理の始まりの時に出るようなおりものに混ざった
少量の茶色い出血がありました。
その後、妊娠4週で妊娠検査薬で陽性反応を確認したので産婦人科を受診し
経膣エコー検査で正常妊娠していることがわかり一安心しましたが
まだ出血が続いていたため、診察の最後に先生に
「出血をしているのですが、大丈夫でしょうか?」と聞いてみました。
すると先生から「どのような出血が、どのくらいの量出ていますか?」と質問されたので
私が「生理の初めの時のような茶色の出血で、量は少ないです。」と答えると
「それでしたらとりあえず、安静にして様子を見てください。
もし、真っ赤な出血や生理2日目くらいの
大量の出血があればすぐに病院に来てください。」と言われました。
しかし、私は心配でたまらず
「何か血を止める薬みたいなものは出せないのですか?」と聞いてみました。
すると先生は「妊娠初期の出血は割とよくあることですし
出血を無理に薬で止めたところで、流産の確率が変わるわけではありません。
今は赤ちゃんの生命力を信じてあげてください」と仰ってくれました。
その当時の私は先生の言葉に対して正直、納得できないようなモヤモヤを感じましたが
先生の指示通りにできるだけ安静を心がけ、毎日を過ごしていたところ
二週間後の妊娠6週の健診の時には出血はおさまり
赤ちゃんの心拍も確認できたので本当に安心しました。
今になって考えてみると、仮に薬で出血だけ止めてみたところで
赤ちゃんに染色体異常などがあって、初めからこの週数までしか生きられないと
決まっている命を生かすことはできないなと思いますし
薬を使うことでの赤ちゃんの影響も心配ですから、先生の指示に従ってよかったと思っています。
妊娠初期に出血があると「流産してしまうのではないか」と、すごく不安に感じるかと思います。
しかし、出血=流産では必ずしもありませんし
妊娠初期の出血は割とよくあることだと産婦人科の先生も仰っています。
今は赤ちゃんの生命力を信じて心穏やかに過ごすことが
母子にとって一番いいことなのではないのかなと考えています。