妊娠初期の出血の体験談

トイレに行くことが恐怖

わたしが妊娠8週目の時。初めて出血して病院に駆けつけたとき、先生には「ただの出血なら様子見でいいんだけど、色が鮮明な赤なのが1番厄介で危険な血だから今から入院できますか?」と言われました。その頃学生だった私は、妊娠しているとわかった時点で家族と話し合い、母親になることを覚悟したばかりでした。先生いわく、切迫流産とのことでした。流産をしているわけではないけれど、このままだと流産してしまうかもしれないという状況ということで、わたしはまだ学校に通ってはいましたが、その時に迷わず入院することを選びました。そして同時に退学することを選択しました。子供が出来たことに後悔はないし、嬉しかったけど、母親に申し訳ないという気持ちと、いつ赤ちゃんが死んでしまうかわからないという不安とで、入院中は泣いてばかりでした。トイレ以外は動いてはいけなくて、ベッドに横たわってテレビを見るか、寝るか、ボーッとするか、ケータイを触るか...毎日病院にいるからといって、毎日赤ちゃんの様子をチェックできるわけではなく、検診する日が決まっていたため、不安も解消されることはありませんでした。点滴も、副作用でなのか手が震えて、ご飯を食べるのも億劫でした。毎食独りなのに無駄に豪華なご飯...逆に悲しくなりました。産まれてめでたくて入院してるわけじゃないのに、なんでこんなにお祝い御膳みたいなご飯なんだろうと、毎回思ってました。毎日のように産まれる赤ちゃんの声。自分もいつかこの声を聞くことはできるのか。自分の気持ちとは反対に、止まらない出血。絶望的でした。でも、検診で赤ちゃん頑張ってるよ!もうすぐ退院できるかもしれないよ!と言われた時は、本当にホッとしました。エコー写真もずっと眺めてはこのまま頑張って生きてねと願うばかりでした。そのあと、無事に退院することができましたが、出産するまで出血が少しあるだけでも怖くて仕方がありませんでした。

後輩ママへのアドバイス

決して自分を責めずに、ひたすら赤ちゃんに頑張れ!と伝え続けること。赤ちゃんを信じてあげること。不安なことは不安なんだと、周りに伝えること。決してひとりだと思わないで、赤ちゃんとふたりで頑張っていると思うこと。

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