苦手だった内診
妊娠初期の検診時に受ける内診や超音波検診が苦手で、お腹に当てる方式の超音波検診に変わった時にはすごく嬉しかったのを思い出します。
臨月を迎え、予定日前の最後の妊婦検診(予定日の3日前、39週目)の時にいつものように診察台にのぼると、お医者さんが「じゃぁちょっと内診しますよー」と言われたので、正直ぎょっとしました。ぐぐっとお医者さんの指が入り痛くて力んでしまいましたが、看護師さんから「息をふーっとはいてー!」との声で我に返り、息を吐くと少し痛みが和らぎました。その後お医者さんから、「子宮口は1センチくらい開いているかな、今手で少し広げたけどまだかたいから出産はもう少し先かな。赤ちゃんの頭にも触ったよ」と言われ、出産前ながら赤ちゃんが本当にここにいるんだ、もうすぐ出てきてくれるんだ、と嬉しい気持ちになりました。
その後ちょうど予定日におしるしがあり、前駆陣痛が始まりましたが本陣痛かと思い受診しました。この時も助産師さんから内診を受け、指でぐぐっと押し広げるように刺激され、少し痛み出血もありました。しかしその時点でまだ子宮口は1.5センチしか開いていませんでした。機械をつけて陣痛の波を測定しましたが、本陣痛ではないようで帰宅することになりました。
それから2日ほど同じような痛みが続いた後、段々と痛みが強くなってきました。しかし一度受診していたので出来るだけ我慢し、痛みの間隔が5分を切ったところで受診しました。
この時助産師さんから内診を受けると子宮口は1.5センチしか開いていないけれどもだいぶ柔らかくなってきているとのことでした。すでに陣痛がかなり強くなっていたので、内診が痛いという感覚はありませんでした。
痛みがかなり強かったのでそのまま入院させてもらうことになりました。陣痛室で寝転び、30分後くらいに出血、その後2時間半くらいすると破水し、助産師さんに診てもらうと子宮口全開。すぐに分娩台へ移動し、20分後には出産に至りました。
私は初産だったのですが、一般的にかかる時間より8時間ほど早く産まれたそうです。何度も内診グリグリをされた効果かはわかりませんが、本陣痛の時間が短くて本当に助かりました。
内診が不得意な方は多いのではないでしょうか。私も最後まで苦手でした。しかし、偶然かもしれませんが、内診グリグリをされたきっかけで出産までの時間が縮まったような気がしています。短時間で終わりますし、内診時にはゆっくりと息をはきながら出来るだけリラックスして受けるようにされると良いと思います。