促進剤を使用しての出産体験

私の出産は、促進剤を使用しての出産でした。
予定日を過ぎても陣痛どころか前駆陣痛なるものもなく、子宮口の開きも１センチのみだったので、お医者さんの判断で自然に陣痛を待つのではなく、促進剤を使って産みましょう。とのことでした。
当日の朝に入院し、９時から点滴で促進剤を入れました。子宮口を開くためにバルーンを入れる病院もあるようですが、私の利用した病院ではバルーンは意味がないということで使用しませんでした。促進剤を投入して、その日の昼食は普通に完食して食べることができる程度の陣痛の痛みでした。それが子宮口が３センチに開いた昼過ぎくらいから、陣痛の痛みも強くなり、誰かに腰を押してもらわないと辛いほどになりました。もうその時には喋る気力もありませんでした。
その日は３センチ開いた状態で促進剤の投入を中止し、そのまま本物の陣痛に繋がればいいなということでした。しかし陣痛は遠のき、一旦入院する部屋に戻りました。次の日もまた朝の９時から促進剤の投入を開始し、子宮口が３センチだったものが昼には５センチになり、そこから８センチになるのが速く、８センチ開いたことには痛みでトイレに立つこともできず、喋ることもできず、ひたすら誰かに腰を押してもらい、テニスボールをお尻の穴の下に置き、その上に座る状態でした。力見たいと思っても、まだ力んではダメと言われ、それを我慢するのが辛かったです。
ただ担当の看護師さんが良い感じに励ましてくれ、私と相性が合う方だったので良かったと思います。主人は立会いをしなかったのですが、主人は痛みなしで可愛い我が子に会えるなんていいな。とあまりにも陣痛が辛くて、泣いてしまった場面もありました。
子宮口が９センチになったところで、破水をし、もう力んでいいよ！と言われてからは、一生懸命力を振り絞り、１５分ほどで息子が産まれました。出て来た瞬間はつるん！という感じで、オギャーという泣き声を聞いた瞬間、あ〜無事に産まれて来てくれた〜と感動したのを覚えています。また陣痛の痛みから解放されて私はとても幸せでした。