出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

出産当日、予定帝王切開の流れ

第1子が2ヶ月早く31週での出産となったため、緊急帝王切開での出産でした。そのため、第2子も始めから帝王切開での出産予定でした。
予定帝王切開は、34週目に入った時の胎児の状態、母体の状態で手術日を予め決めるものです。そのため、普通分娩のように、ある程度出産予定日は定まっていてもいつ来るかわからない陣痛に備えて、、、と言うよりは、手術日前日から絶食をしたり、手術日当日に病院に行き準備をしたりと、自分も家族も、赤ちゃんを迎える心の準備などがしやすく、上に子どもがいるので安心して手術に臨むことができました。
手術当日は9時に受付をし、病室に案内され手術着に着替えた後、アンダーヘアの剃毛、腰椎麻酔注射のため腰の剃毛、浣腸で胃を空っぽにし、尿管にバルーンを入れ、いよいよ手術室へ。手術室へは自分で歩いて向うい、私はその時、主人と実母が見送ってくれたのですが、とても不思議な感覚だったのを覚えています。今、この大きなお腹の中には赤ちゃんがいて、手術室に入ったらそこから十数分後には生まれているんだなぁーと、しみじみしてしまいました。見送る側の主人もその時同じことを感じていたとあとから聞きました。
手術室に入ると、看護師さんがセレクトしてくれたクラシック曲が流れていました。今日はとてもポップな選曲ね。◯◯さんが選んだの?などと、とても和やかなムードでした。その後、麻酔科の先生が腰椎麻酔をしてくれました。1人目に経験はしていたものの、はやり腰に細い針が入るのはとても怖く緊張しましたが、周りにいる看護師さんが優しく肩を抱いてくれたり、手を握ってくれて安心させてくれました。そしてデコルテ周りを触りながら麻酔の効きを確認したところで、手術が始まりました。下半身麻酔のため意識はあるので、先生方の話などは聞こえて来ました。執刀医の先生、助手の先生は手術に関係のない話、先日の研修はどうだった、あの内容は良くなかったなどが聞こえてきて、とても驚いたことを覚えています。
それから10分ほどで赤ちゃんが生まれました。産声はすぐに聞こえ、おめでとうござきますと声をかけていただきました。すぐに赤ちゃんの状態を確認していただき、元気な女の子ですよ、と枕元に連れてきてくれました。私は感動ももちろんですが、1番に感じたのは安堵感でした。それから、ご家族の方に会わせてきますね、と声をかけられ、その後の処置のために眠りますか?と聞かれ、そのまま睡眠導入剤で眠り、意識が戻った時には病室でした。

後輩ママへのアドバイス

予定帝王切開は、普通分娩ではりすくがあると診断された場合に設定されます。普通分娩と帝王切開での出産。どちらが良くて、どちらが悪いといものでは一切ありません。どちらも命がけで、大変です。だからこそ尊い命なので、身体を大切にして、赤ちゃんも守ってあげましょう。

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