出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

緊急帝王切開での出産

妊娠後期に入っても逆子が治らなかった為、帝王切開での出産を予定していました。
36週目のある日、夜中にトイレに行くとおしるしがあり、すぐには目立った変化も無かったのですが、翌日お腹が以前より張り気味で、少しズキズキするような痛みに近い感覚もあったので、念のため病院に相談しました。するとすぐに受診しにきてくださいとのことで慌てて病院へ、子宮口が1センチ開いていました。いつ陣痛がきてもおかしくないと、先生の勧めで予定日6日前のその日に急遽手術することになりました。
病室に入ると最初に、何時から手術に入るか、入院中のスケジュールなどの簡単な説明があり、それを終えると手術で開く箇所を剃毛されました。浣腸もあるのだろうかと、経験したことがない浣腸の処置にびくびくしていましたが、その日は水分しか取っていないという理由で省かれました。その後、手術室では裸のまま分娩台の上で麻酔の先生を待っていましたが、20分程でしょうか…しばらく待たされました。待っている間、分娩台の上の私に助産師さんが気持ちを和ませようとたわいもないことを話しかけてくれるのですが、急遽の手術への気持ちの準備もままならなかった私は、気持ちここにあらずという感じで不安な状態で応答していました。
麻酔の先生の処置が無事に終わると下腹部の切開です。硬膜外麻酔により意識ははっきりしていたため、痛みこそ無いもののお腹の中を扱われているような感覚、皮膚をグイグイ引っ張られるような感覚があり、経験したことの無い何とも言えない感覚と不安で嗚咽しそうになりました。その様子に気付いた助産師さんが私の手を握って終わるまで励まして下さったので少し楽になりました。先生の「もうすぐ終わりますからね」という声かけの後、取り出された赤ちゃんが運ばれ、すぐ近くで何人かのスタッフの方に処置されている様子が視界に入ってきました。早く元気な赤ちゃんの様子が見たいと、待っている間気が気では無かったのですが、数分後には赤ちゃんの甲高い泣き声が聞こえてきました。

後輩ママへのアドバイス

妊娠・出産は、予想外の出来事が起きたり、経験したことが無いことに戸惑ったり、体調が辛かったり、様々な状況に置かれると思います。しかし、生まれてきたばかりの赤ちゃんの弱々しくも一生懸命に生きようと泣く声を聞くと、そのようなことも吹き飛ぶくらいの嬉しさと感動で涙が出てくるほどの素晴らしい経験になるはずです。赤ちゃんに会うために、辛くても気持ちを強く持って今を乗り切ってください!

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