自然分娩35時間の戦い!
出産前の39週健診の時点で子宮口は2センチ開いており子宮口も柔らかいと言われましたが体調の変化はなくたまに前駆陣痛がある程度でした。
40週の健診の後、ウォーキングがてら1時間の道のりを歩いて帰ろうと試みました。
帰りがてら度々お腹が張りましたがいつもより痛みがあり、これが陣痛か!と分かりました。
自宅に帰ってから間隔を計るとすでに10分間隔。
病院に電話しましたが初産だったためまだ来なくていいと言われ体力温存のために休むことにしました。
更に6時間後、7分間隔に縮まりいよいよ入院です。
入院時に子宮口2センチで柔らかく、陣痛もちゃんと付いていたのですぐに産まれるかもしれないと言われ、そのまま分娩室に通されました。
そこからは陣痛は進むものの一向に子宮口が開かず、痛みがきつくて横にもなれず、修行僧のようにあぐらをかいて座ったまま朝を迎えました。
朝になって一度部屋に戻されましたが陣痛開始から24時間経っても子宮口は3センチ。
夫は海外赴任中で不在、両親が居ても気を遣ってしまい気が散るので自宅で待機してもらいました。
一人で耐える終わりの見えない痛みに不安に襲われました。
そんな時わたしの最大の味方は助産師さんでした。
とにかく神の手を持っていて身体的にも精神的にも随分と助けてもらいました。
陣痛開始から32時間後、いよいよ進まない分娩に促進剤を使い人口破水をすることとなりました。
ここからが本当の地獄でした・・・
陣痛は1~2分おきに最大波が来るものの子宮口が6センチから全く開きません。
たまたま分娩が重なってしまい15分に1回くらい助産師さん少し様子を見に来るくらいで基本的には一人で無言で暴れていました。
ようやく子宮口が全開になりいきめるようになったものの助産師さんと看護師さんは他の分娩がクライマックスのため1,2回いきむ練習をしてからはしばらく「今の調子でいきんどいて!」と置いて行かれ一人でいきんでいました。
今思えばプロから見ると産まれる気配が全然なかったのでしょう・・・
2時間いきみ続け、途中から助産師さんも付いていただきようやく我が子に会えました。
直前で切開しましたが結局酷く裂けてしまいました。
その為か初めて見た我が子は血まみれで・・・ちょっと焦りました。
出てきてすぐにお腹に抱かせてもらいましたが「時間がかかってごめんね」が第一声でした。
正直壮絶な戦いでしたが子宮口が開かない長時間に助産師さんのケアがあったからこそ何とか心折れずに頑張り切れました。
出産は十人十色だと言います。
わたしの場合は難産だったので時間がかかった方だと思います。
今思うと緊張で身体全体が硬くなってしまっていたんだと思います。
わたしが言うのもなんですが・・・是非リラックスして挑んでください。
人がこの地球に存在し始めてから数えきれないお母さんたちが出産をしているので誰でもできます!
大丈夫です!!!
出産はこれを含めて2回経験していますがどちらも助産師さんの優しくも厳しい包容力が私の心の支えになりました。
とにかく出産のプロなのでなんでも相談して時には甘えてください。
自分のお腹にいた子にやっと会えた時の喜びはつらい陣痛を吹っ飛ばすものです。
これから出産に挑む方がリラックスして安産でお子さんと会えるよう願っています。