人生で一番感動しました

出産当日は夜中から体調が悪くなりました。少し前から、妊娠高血圧症で管理入院をして陣痛がくるのを待っていました。しかし、出産日の夜中に頭痛が酷くなって真っ暗の部屋なのに、キラキラとしたものが見えたりするほど血圧が上がっていました。そして、トイレまでも歩けなくなったので個室に移動しました。
その頃から前駆陣痛が来たので、自然に陣痛がくるかも？と期待したのですが、その時点で子宮口は全くあいていませんでした。その状態が朝まで続きました。前駆陣痛がくると私の血圧が上がるので、体力面を考えると危険なので帝王切開での出産が決まりました。
今まで手術の経験は無く、帝王切開が決まってから手術開始までの時間がとても長く感じました。本当に麻酔は効くのか？そもそも麻酔をすることが痛い？など考えれば考えるほど怖くなりました。
でも、手術室まで行く時に助産師さんが「もうすぐ赤ちゃんに会えるね」と前向きな言葉をかけてくださって、気持ちが落ち着きました。
手術室では背中から麻酔の針を刺すのですが、そこまで痛くは無かったです。手術中も麻酔科の先生や助産師さん、執刀医の先生方と世間話をしているほどで、緊張をせずリラックス出来ました。もちろん痛みも無かったです。
手術時間は40分ほどでした。開始後10分ほど赤ちゃんが出て、残り30分は後の処置です。
赤ちゃんの声が聞こえた時は、今までで一番感動した瞬間でした。出産までしんどかったけど、全てが吹っ飛んだ気持ちでした。
待合にいた家族は、赤ちゃんの大きな泣き声が聞こえた時にホッとしたそうです。主人は不安で仕方なくて、ずっとソワソワしていたと聞きました。