破水から始まり、和室で産みました
予定日当日になっても陣痛がやってくる気配がなかったので、2時間近く散歩をしたその夜23時過ぎ、寝返りをうった時に「バチン!」と下腹部に衝撃を感じました。
破水!と、慌ててトイレへ行くと、じゃばじゃばとびっくりするほど水が出てきて床が水びたし。
我が家から病院までは車で高速を使っても40分はかかるので、経産婦の私はとにかく早目に病院へ来るように助産師さんから繰り返し言われていました。夫を起こし、電話で病院に状況を連絡し、寝ぼけている長男を車に押し込んで出発しましたが、とにかく水が出るので、バスタオルを足に挟んで病院へ向かいました。
0時過ぎに病院に着きましたが、希望していた和室(LDRの病院でした)は空いておらず洋室に入りました。広くてホテルのような内装でとてもよかったのですが、付き添い二人が横になれるスペースがなく、一人掛けのソファで窮屈そうに横になる夫と長男を横目に、なかなか陣痛が進まない私はせっせとスクワットをしていました。
1時間ほどして和室が空いたのでまた息子を起こして移動。助産師さんが、息子が横になれるように座布団をたくさん持ってきてくれたのでありがたく使わせてもらいました。しかしなかなか陣痛の間隔が変わらず、内診してもまだ半分開いていないとのこと。
長男の時は、病院に着いた時から余裕なくずっと苦しかったので、今回は余裕だわ、と思っていたのですが、明け方5時頃になって急に強い痛みに変わりました。
わーすごい痛い痛い、きたきたきた!と助産師さんに言うとすぐ内診してくれて、「わ、全開してる!じゃあご主人とお子さん、外に出てください」とバタバタと出産準備に入りました。
別の病院の和室で産んだ友人数人から「和室は結構よかった」と聞いていたのもあり、付き添う家族がリラックスできるかとも思って和室を希望したのですが、私が出産した病院では和室での出産は希望者が少ないそうです(そのことは後で知りました)。
そのためか、普通にあおむけの体勢で足を開いていきむように言われて「すごいしんどい体勢ですけど!?」とびっくりしつつもがんばっていきみました。普通の分娩台よりいきみにくくて大変だったかもしれません。
そして、立ち会う予定だった夫は、長男がいたので廊下で待機していたのですが、大変な体勢でいきんでいる姿を見せずに済んで幸いでした。
突然破水して大量の水が出ることがあるので、バスタオルを枕元やトイレの近くに置いておくと安心かもしれません。