破水後はあっという間だった、3度目の出産
39週4日の夕方に、前駆陣痛とは何か違う、強めの生理痛のような痛みが30分おきに来ている事に気付きました。その日は、早く陣痛が来て欲しくて階段の昇り降りやスクワットをたくさんやっていたので、いよいよかな?と思いました。痛みは徐々に強まり、子供との会話も少し辛いほどになり、間隔も15〜20分おきになって来たので、急いで夕飯を食べ、産院へ電話しました。上の子の時に3時間で産まれたので、産院の人も「では来てください!」と即答でした。
父の車で産院に着くと、時々立っているのも辛い位の痛みになっていました。立会い希望の主人が到着し、まだ痛みの合間に話ができる余裕はありました。分娩室で血圧や熱を測ってから、検尿後、陣痛室に入ってモニターを付けました。寝ているのが辛かったので、立ったり四つん這いのような格好になったりしていると、助産師さんに「記録が取れてない時があるので、なるべく寝てるように」と言われました。きちんと様子を見るために、一度分娩室でデータを取る事になりましたが、しばらくして赤ちゃんには異常がないことが分かると、また陣痛室へ戻されました。一度内診で子宮口の開きを確認すると、その時はまだ3センチでした。
その後、さらに痛みは強くなり、細く長く息を吐くことでなんとか耐えていましたが、ついに耐えられなくなりナースコールをすると、分娩室に移動させてもらえました。叫んだりパニックになると余計に苦しいということを、1人目の時に経験したので、なるべくゆっくり呼吸をするように意識しました。主人が横にいてくれたのですが、痛みを耐えるのに集中したくて、外に出ていてほしいと思ったほどでした。まだ子宮口は4〜5センチと余り変わらず、スムーズに生まれることを想定していた為に少し不安になっていると、助産師さんが破水してくれました。破水の後、子宮口はあっという間に8〜9センチになり、「もういきんで良いよ」と言われました。次の瞬間、分娩室がバタバタとなり、「あっお産になりまーす」と言う声が。でも、それほど強いいきみ感が無かったので、あまり力が入らず上手くいきめません。それでも、助産師さんので言う通りに何度かいきんでいると、やっと頭が出ました。陣痛の痛みに比べたら、赤ちゃんが出る時はそれほど痛みを感じませんでした。赤ちゃんがするっと出た瞬間は、スッキリした感じでした(笑)。会陰切開はしなかったので、先生が部分麻酔を打ってから切れた部分を縫ってくれました。赤ちゃんの健康チェックをしてから、添い寝をして母乳を飲ませると、初めてホッとできたのでした。陣痛から分娩まで約5時間でした。
陣痛は、特に初産の場合は初めての痛みにパニックになりそうですが、声を出したり暴れたりすると余計に呼吸が乱れ苦しくなります。とにかく落ち着いて、長く細く息を吐く事に集中すると、なんとかやり過ごせます。(痛いのは変わりませんが…。)痛みはいつかは終わります。頑張ってください!