出産当日(陣痛〜分娩まで)
出産予定日1週間前。
産後は義実家にお世話になるので、飼っている犬を自分の実親に預けた日でした。
寂しくて大泣きして泣きつかれて寝て、何となくお腹が痛くて目が覚めました。
家のことをやっていたら、いつの間にか履いているズボンがびちゃびちゃ!破水でした。
破水したらすぐ入院と言われていたのですぐ病院に行きベッドに横になり、だんだんとお腹の痛みも強まって感覚も10分くらいに。10分間隔になったらすぐ生まれるのかと思っていたのですが全然!
助産師さん「子宮口全然開いてないよ~」
どこまで痛くなるのかわからないので今が一番痛い!という時間が18時間ほど続きました。
夕方から陣痛が始まっていて、夜中も陣痛の痛さで寝れずに寝不足なまま朝を迎えると助産師さんもメンバー交代。助産師になりたい学生という方たちも居て赤ちゃんを取り上げさせてほしいと言われたので承諾しました。
中々子宮口が開かないので途中で促進剤を打たれ、すぐに子宮口全開となり今まで寝ていたベッドがそのまま分娩仕様になりました。
学生さんと、助産師さんと、お医者さんが居てみんな「頑張って!」と声をかけてくれる中、いきみ続け全開になってからは1時間ほどで出産となりました。結局生まれたのはお昼です。
髪の毛がふさふさの元気な女の子で、その場で立ち合い出産をしてくれたパパと涙を流して3人での初めての家族写真を撮ってもらいました。
その後は胎盤を先生が手を入れてかきだされました。これも相当な痛さですが出産の痛さを乗り越えた後だったので大丈夫だったのでしょう。会陰切開をしたので縫合してしばらくはそのままそこで寝たきり。10月だったのですが体がほてって暑くて暑くて仕方ありませんでした。
部屋の外で待っていた義母もすぐ入ってきて涙を流してくれました。
ご近所さんや、すれ違うおばさま方に「案ずるより産むが易しよ」とよく言われましたが、本当にその通りです。
出産はひとそれぞれ。時間も痛みも大変さもみんな違う体験をすると思います。
私もどんな痛みなのか産前に調べ、”鼻からスイカ””爆弾を生み出す感覚”などと聞きましたが結局”生理痛の千倍の痛さ”っていうのが私にはぴったりでしたよ。
私、生理痛が酷い方だったので普通の人の千倍だったら大したことないんじゃないかと思っていたんですが本当に千倍でした。想像もつかない痛さなので心配しても仕方ありませんよ。
陣痛の痛みを感じるという事は、赤ちゃんが生まれてこようと頑張っているという事です。赤ちゃんが頑張っている姿を想像したら私も手伝ってあげなきゃ!と思えました。
もちろん痛いですが、痛い思いをしたからこそ、赤ちゃんの事を大切にできるんだと思います。