出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

家族誰も間に合わないほど急に進んだお産。

私は破水ではなく陣痛からのスタートでした。痛みの種類の変化の仕方としては、自宅にいる間は下腹部に鈍痛、生理痛のような痛みから始まり、それがさらに重くなった感じでした。陣痛の間隔が7分を切ったので入院。その時も我慢できないほどの痛みではなく、子宮口も0.5センチしか開いていなかったので、帰っても入院してもどちらでも良いと言われましたが、深夜だったこともあり入院を選択しました。お産はまだまだだろうからと、病院まで送ってくれた父は帰されました。結局入院してから3時間半後に娘を出産したので、本当に急に進んだお産でした。部屋を暗くして寝ようとしましたが、寝ていられないほどの痛み、陣痛が来るたびに起き上って痛みを逃しました。その後は椅子に座って痛みを逃していました。今度は座っていられない、うーんと息みそうになったり、かがみたくなるような痛みに種類が変わっていきました。気付いた時には床に這いつくばっていて、我慢できずにナースコールして助産師さんに助けを求めました。入院してからこの間は一人で耐えました。
すぐに分娩台に連れていかれ、子宮口を確認すると既に8センチ。もうすぐ息めるところまで来ていて、助産師さんが急に慌てだしました。入院着に着替えさせられ、点滴を刺されて鼻に酸素吸入器を入れられました。どうやら一人で耐えすぎてしまったようでした。医師もすぐにやってきて、息みスタート。痛くなったら息んでと言われましたが、うまく力が入らず分娩まで1時間ほどかかったかと思います。医師も助産師さんも赤ちゃんがどこまで来ているか教えてくれなかったので、気が遠くなりました。会陰切開もされましたが、どのタイミングでされたのかよくわからないほど、痛みの感覚はありませんでした。分娩の瞬間は骨盤がじーんと熱くなる感じがして、赤ちゃんが出てきたのがわかりました。
娘が無事に生まれてきてくれたことへの感動、出産が終わったことへの喜び、意外にも強く思ったのは、自分から別の「人間」が出てきたことへの不思議な感覚でした。
分娩室に入ってからは、助産師さん、医師も余裕がなく私の家族への連絡は出産を終えてから自分でしました。朝5時半だったこともあり、主人は寝ていて寂しかったのは忘れられなそうです。

後輩ママへのアドバイス

妊娠中は、出産の際一人で頑張りたいと思っていましたが、実際に一人で出産をしてみるとやはり心細いです。可能であれば自分の弱みを最大限見せられる人に付き添ってもらうと本当に心強いと思います。

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