出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

出産当日

前駆陣痛に5日程苦しんでいた37週5日のことでした。
夕飯の支度をしていると、お腹が痛くなりました。
その時便秘だったこともありトイレへ。
その後少し落ち着いたかなと思っていたら今度はどんどん痛みがお腹から腰へ移動。
生理痛のような重だるい感じが続きました。
やたらとお腹や腰を気にする私に旦那が「痛いの?陣痛きた?」と聞いてきましたが
前駆陣痛がおなかを締め付けるような痛みに対して
腰の痛み重だるい感じとあまりに痛みが違ったので陣痛とは気づかず
「違うと思う。もしこれが陣痛の始まりなら今のうちにご飯食べとかないと」
なんてふざけて笑っていました。
それから30分ほどたってご飯を食べていると痛みがだんだん強くなり、痛いときと痛くないときの波がはっきりくるようになりました。
痛いときはご飯も食べれず腰を抑えて耐えていると旦那に
「さすがにおかしいって。病院電話しなよ」
と言われそこで初めて波の間隔を測ると3分間隔。
やばい!と思いすぐに病院へ電話。看護師さんへ状況を伝えると
「3分!?今すぐ来てください」
と少し怒られながら言われました。
入院準備はできていたのですぐに旦那と病院へ
病院へ向かう車の中ではうなっていないと耐えれないほどになっていました。
病院で内診。
「子宮口3.4センチ、やらかくなってきているしあと5時間くらいかな。このまま陣痛室行こうね」
と先生に言われ陣痛室へ。
NSTをつけられて「担当者が入院説明に来るね」と看護師さんが部屋を離れて1時間ほどだったころに
陣痛間隔がなくなり、腰が砕けるかと思うような痛みへ
あまりに痛がる私に「このモニターってナースステーションで見てるの?看護師呼んだほうがいいの?」
と旦那が慌て始める。
「私初産だし、あと4時間くらいはかかるって言ってたからこんなもんなのかも。大丈夫だよ」
って言ってみたものの全然痛みに耐えれず、「うーうーはぁはぁ」悶絶していました。
旦那が耐えれず「おかしいだろ!全然間隔ないじゃん。ほんとに大丈夫なのかよ」
といら立ち始めると担当看護師さんがやってきて入院説明と書類確認へ
NSTを確認しながら「間隔はいい感じだけどまだちょっと弱めかな」と看護師さんがいうので
これでまだ弱いの!?耐えれん!と思った記憶があります。
旦那はイライラしながら書類の不備を直してくれていました。
「一応内診してみるね」と看護師さんが内診してくれると
「え!?7センチ開いてる!早いね。結構痛いんだね」
とやっと痛みに理解してくれました。
「破水しそうだから今のうちにトイレいっといてね。分娩室と点滴の準備してくるね。あと2時間くらいだよ。いきみが我慢できなくなったら全開だから教えてね。」
と言って看護師さんが部屋を離れ、私はトイレに行った瞬間トイレで破水。いきみが我慢できなくなり
慌てて痛みが少し引いたときにトイレから脱出。
分娩室へ行くまでいきむわけに行かないと我慢するものの限界へナースコールを押すと
のんびり点滴をもって看護師さんが登場。この時点で入院から1時間45分。
「すみません。いきみが我慢できずにいきんでます」と伝えると
「え!じゃぁ分娩室行くよ!今のうちに移動しないとここで産まれちゃうよ」とせかされ
痛みを忘れ分娩室へダッシュ。我ながらよく小走りできたなと思いました。
分娩台へ上がり内診。「全開しそうだね。あと2回陣痛きたらいきもうね」と言われ
その間に看護師さんが4人登場。左に点滴、右に血圧計、鼻に酸素、先生呼び出しとあわただしく準備され
「陣痛来ました。いきみます!」と宣言「いいよ!」とGOサインと共に先生登場。
思いっきりいきむと同時に股になにかがはまったのがはっきりわかりました。
でもそのまま陣痛が遠のいてでも股にはなにかが・・・
「股に頭、股に頭が」と涙ながらに旦那に訴えていると
「わかってるからいったん力抜いて!ちょっと出にくそうだから切るよ!」と看護師さんに怒られました。
旦那はずっと頭もとで「がんばれ!赤ちゃんもかんばってるよ。もうすぐ会えるよ。がんばろ」と励ましてくれ泣きながら何度もうなづきました。
先生と切る場所を検討している声が聞こえていたのですがすぐに陣痛がきて
「きました。いきみます」と宣言すると「ジョキ」と鈍い音がしました。
これでもかといきむと「頭でたよ!力抜いて」と看護師さんに言われましたが私の陣痛の波はひかず
股にもなにかがつっかえていて(肩でした)そのままいきむとずぼ!と出る感覚とともに出産。
でも赤ちゃんは黒い顔で息をしておらず。医師によって背中をたたかれるとやっと小さな声で泣きました。
ここまで入院から2時間。分娩室入ってから15分でした。
赤ちゃんの呼吸が落ち着き、顔色もピンクになると医師から「肩がでるときにちょっと裂けちゃったから縫うね」と言われました。
2か所裂けてました(切ったとこと合わせると傷は3か所)
そのうちの一つはお尻のほうまでひどく避けていて縫うのに10分ほどかかりました。
陣痛もさることながらこの縫うのが痛すぎて出産後も悶絶しました。
超安産で、ドタバタ出産でしたが。無事元気な我が子にあえてよかったです。

後輩ママへのアドバイス

出産って想像できないからものすごく怖いですよね。
私の場合展開が早すぎて気持ちの整理もできず、流れに身を任せ、看護師さんのいうことをひたすら実行するしかありませんでした。
なのでアドバイスというアドバイスができませんが・・・
一つ言えるのはいつ入院してもいいようにいつ陣痛きてもいいように入院の準備は完璧にしておいてください。
陣痛がくると痛くてなにもできなくなります。まだ間隔が広ければ準備も可能なのかもしれませんが、その段階で陣痛だと気づく人も少ないのではないかと思います。
あと陣痛が来た時にどのように病院へ行くのか。これもいろんなパターンで考えとくといいです。
陣痛は朝昼晩いつくるかわからないですから。

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