まさかのスピード出産
長男の出産から4年弱経っていたので、陣痛や分娩時の痛みはちっとも覚えていませんでした。ただ言葉で覚えていて、相当な痛さだと覚悟していました。
長男は幼稚園に通っていて、登園を休ませるつもりはなかったので、陣痛がきたら、義理の母に駆けつけてもらい、時間によってはお迎えからお任せし、翌日からは主人が仕事を休んで息子のお世話をしてくれることにしていました。実母は仕事が忙しく、急に駆けつけることができないからです。
前駆陣痛は妊娠38週から続いていましたが、陣痛は予定日二日目に始まりました。お昼過ぎから微弱陣痛があり、なんとなく本陣痛につながる予感がしたので、義母に連絡をし、その夜は泊まってもらう用意をして来てもらい、念のため長男のお迎えをお願いしました。
義母に連絡をしてからは、私は急いで買い物に行き、長男と義母が簡単に食べられるようにとビーフシチューを作りました。
義母と長男が帰宅し、陣痛の痛みは増していましたが、頭の中でもっと痛い、もっと痛いものだと思い過ぎていましたし、義母の前であんまり痛がることができずに痛みに耐えていました。三人で夕食を食べ、長男がママとお風呂に入りたいと言い出し、私も出産となれば翌日までお風呂に入れないので入ってしまおうと思い、息子と短めにお風呂に入りました。
お風呂から出た頃には、連絡を受けた主人が帰宅してくれていました。陣痛も痛みが強くなり、間隔を計り始めましたが、なかなか定まらず、18分の時もあれば5分の時もあり自分でもよくわからなくなっていました。
主人に状況を産院に連絡するように言われて電話をかけると、助産師さんにすぐに入院準備をして病院に向かうようにと言われました。
私はまだなんとか痛みに耐えられると思っていましたし、そんなに急いで病院に行かなければならないのかと驚きましたが、長男が寝る準備を整えるところまで見届けられたので、主人と産院に向かいました。分娩台で内診すると言われて、助産師さんに診てもらったところ、子宮口全開だと言われて自分でも信じられませんでした。
助産師さんは大慌てで医師に連絡し、私は出産までは数時間かかると思っていましたが、次の陣痛でいきんでも構わないと言われ、予定していた浣腸や剃毛などは間に合わず、あっという間に産まれてしまいました。
出産してから、主人に時間を聞いてみたら、なんと産院に到着してから30分も経っておらず、笑ってしまいました。
陣痛から分娩がどんな流れになるかは誰にも予測できません。ですが、陣痛がきたら誰に連絡し、誰に立ち会ってもらい、入院中の家のことはどうするのかはしっかりシュミレーションし、ご家族と共有していくことが大切です!
陣痛はとても痛くて辛いですが、お腹の赤ちゃんに会えるまであと少しです!痛みはあとになって忘れてしまうので、怖がりすぎずに頑張ってくださいね!