先生の言う通り!スピード出産
出産日は妊婦健診の日でした。切迫早産の兆候がありハラハラしながら過ごしていましたが、やっと念願の生産期になり一安心したところでした。
ずっと自宅で安静生活だったので、出産前に近場のカフェでお茶でもしたいな、とのんびり考えていました。
健診では、「子宮口が6、7センチ開いてるから強い陣痛がくればすぐですね、今日産まれるよ」と主治医から言われ、いよいよ出産なんだな、と胸が高まってました。
ところが先生は笑顔で「何時に入院する?」と一言。私の場合、自覚症状が無く墜落出産の可能性があるので早めに入院した方がいいとのこと。
泣く泣く一度自宅に帰り、入院準備の確認をしたり上の子達と話していても、まだ実感が沸きませんでした。
落ち着いて入院できるし、主人も一緒だし良かったとのんびり考えていました。
入院後、助産師さんは私の元気な様子を見て安心していましたが、内診をしてかなり驚いていました。赤ちゃんが2センチ位の所まで下がっていたようです。
その後1時間ほど経ち、下半身の奥の方からじわじわと痛みがあり、それが規則的になっていくのを感じました。
すぐに助産師さんに知らせると陣痛室を飛ばして分娩室へ。その場でNSTをつけたり器具を揃えたり。助産師さんがかなりバタバタして「準備が間に合わない、先生もまだ来れない」と焦っていました。
私は8センチになっても普通に主人と話していたので助産師さんから無痛分娩の人みたいだね、と言われてしまいました。それなりに痛かったんですが、鈍いのか痛みに強いのか・・。
その後全開になり、破水したらいきんでいいと言われ、その時まで破水してないことを忘れていました。
いきむと「パンッ!」と風船が割れるような音がして水が足元を伝っていくのがわかりました。
いきむタイミングが分かりにくかったのですが、助産師さんがうまくリードしてくれいきむことができました。
出産の瞬間は、大きな産声を聞くことができ感動しました。主人から「ありがとう 」と言われ更に嬉しかったです。
バースプランで会陰切開を希望していたんですが、間に合わなくて切れてしまったようでがっかりしました。
ありがたいことに、私は陣痛開始から1時間のスピード安産でした。先生に言われた通り、入院しなかったら墜落出産になっていたかもしれません。改めて先生に感謝しました。
私のようなケースは少ないかもしれませんが、出産は何が起こるかわかりません。本を読んでシュミレーションしてもいざ分娩となると痛みで忘れてしまうと思います。側にいる医師と助産師さんを信じて出産に備えてください。