破水から陣痛、出産まで
私は37週後半から妊娠高血圧症候群で入院していました。39週1日目の深夜1時頃トイレに行きたくなり、起き上がった時、何か尿漏れのような、おりものがドバっと出てきたような感覚があり、「ん?」と思ってトイレに行きましたが、トイレでは何もでず。おしるしのようなものが続いていたので、生理用ナプキンを付けていたのですが、ナプキンを見ても、出血しているような感じではなく、おりものだったのかなと思いベッドへ戻りました。
ですが、ベッドで寝がえりを打ったり体勢を変える度、何か水っぽいものが出てくるので、「もしかして、破水?」と思い、まずネットで破水の状態について調べてみると当てはまるものが多かったので、ナースコールをして破水しているかどうか調べてもらいました。結果は破水しているとのことで、あまり無理に動かないようにという指示がありました。私の場合、高位破水だったので、出てくる量もあまり多くはなく、普通の生理用ナプキンで足りる位の量でした。それから動くたびにチョロチョロと破水はしていましたが、ドバっと出ることはありませんでした。
翌日の朝から、感染症予防のため、薬を処方され、点滴も始まりました。
そして、昼になり、破水したので、出産に向けてLDR室へ移動になりました。
私が入院していた病院は、陣痛室と出産室が一緒になっているLDR室で出産する病院でした。
そして、その日の夜8時くらいから、なんとなくお腹が痛くなって、生理痛の重いようなズーンとした痛みが来るようになりました。旦那さんに陣痛が来たことを連絡し、立会出産予定だったので、病院へ来てもらいました。
それから段々陣痛の感覚が短くなり、夜11時過ぎ位から本陣痛が始まりました。この頃は、痛みが強すぎて身身体を丸めたり、お尻にテニスボールを当ててもらわないと耐えられない位の痛みでした。子宮頸管は1ミリ程で、子宮口は3センチ程開いていました。が、それからなかなか進まず、日付が変わった1時頃、助産師さんに内診してもらい、子宮口を5センチまで広げてもらいました。身体を丸めて耐えていた陣痛ですが、助産師さんから「身体を丸めると赤ちゃんが苦しいから外に力を入れる感じで耐えていこう」と言われました。それから、午前5時か6時頃子宮口は全開になったのですが、陣痛が弱くなかなか出産までいきません。
それから2時間後に陣痛促進剤を使って出産をするという方向に変更されました。
陣痛促進剤を使ってから、すぐ効果があり、1時間後の午前9時過ぎ、痛みに耐えて意識が虚ろな中、気づいたら出産の体勢になっており、助産師さんから赤ちゃんを出そうという指示があり、「お腹の方をみて、息をして」と言われ、何度かこれを繰り返し、無事出産することができました。
妊娠高血圧症候群の状態だったので、陣痛中は血圧が上がらないか常にチェックがありました。
血圧が上がってしまうと、出血が酷くなったり、意思疎通ができなくなり帝王切開になってしまう人もいるそうです。
出産は本当に個人個人で違うので予想ができない思います。
ですが、終わってみると頑張ってよかったなと思える時が来ると思うので、出産が近いとドキドキして大変ですが、出産を1つのいい思い出にして下さい。