あっという間の出来事

ちょうど41週になった日の朝でした。8時ごろトイレに行ったらついにおしるしが！予定日を一週間過ぎていたので、やっと出産につながるものが来た、と嬉しかったです。トイレから出て日課のヨガをしていたら、突然何かがシャーっと出ました。高位破水でした。高位破水だったので、チョロチョロとしか出ず、痛みもまだ生理痛程度。その後父の車で病院に向かいますが、その時点で規則的な痛みが出てきました。9時半ごろ病院に到着。私が出産した病院の先生は破水が嫌いなので、「破水か〜長くなるよ。早くて夕方に産まれるかな」と嫌味を言われました。破水は防げるという考えのようです。内診を終えて陣痛室へ行き、着替えをし血圧計を付けられ、NSTを付けられ、陣痛促進剤の点滴を付けられ私は全く動けない状況でした。部屋に着いた時点で規則的にくる痛みはしゃがみこむ程になっていました。それでいて尿検査のための尿を取るように言われ「こんなに繋がれてたらトイレ行けないし！」と少しイライラしていました。病院まで送ってくれた父は帰っていたので、私は部屋に一人で痛みに耐えていました。助産師さんがたまに部屋に来てくれていたけれど、腰をさすってくれることもなく「子宮口はまだ4cm。こんな痛みはまだ10分の1だよ」なんて言われてまたもやイラッとしていました。痛みが来ているときはどんな体勢でも痛くて痛くて。ただ息を止めてしまうとお腹の赤ちゃんが苦しいんだと聞いたことがあったので、痛くても息を鼻から吸って口から吐くをずっと意識していました。12時前くらいに主人が到着したので、腰を押してもらいました。力だけはある人なのでそれがすごく良かった！そしてやっと子宮口が9cmに。「便が出そうになったらナースコールしてね」と言われ、その後すぐに出そうな感覚になりコール。主人に、お尻穴の上のところをテニスボールで押してもらうとかなり楽になりました。そして子宮口全開になり分娩室へ移動することに。分娩台に上がりいきむ練習。吸って吐いて、吸って吐いて、吸って力を入れる！最後の力を入れる、のところは目は閉じずに息を止めおへそを見るように指導されました。そこで先生も到着し、5回ほどいきみをしたときに（助産師さん）「頭出てきたよー」（私）「んーーーー！」といきみ、にょろんと感じた後「オギャーオギャー！」8時におしるしを確認してから産まれたのが12時40分。5時間弱の出来事で、あっという間すぎて夢みてたのかな？と思ったほど。短かったけど人生で一番濃い5時間でした。