どんな痛みにも耐えられると思った瞬間
私の出産は夜中の陣痛から始まりました。陣痛のある10日ほど前におしるしがあり、もう埋めれる!?とドキドキしながら過ごしていたのを覚えています。
予定日まで2週間ほどの日、いつも通り家事をこなし、寝ようとした頃生理痛のような痛みがありました。
元々お腹が張りやすく、これが陣痛?と言うくらい軽い痛みだったのでそのまま眠りにつきました。
しかし夜中に生理痛ではない、今まで感じたことのない痛みに襲われ目が覚めました。
これが陣痛なのかな?という感じで時間を図りだしました。
はじめは不規則だった痛みのやってくる時間がだんだんんと規則的になってくるのです。
これは間違いなく陣痛だと確信し、時間を図ると15分間隔の陣痛だったので、母を起こし病院へ連絡、荷物を持って来るように言われ病院へ行きました。
その頃にはもう、陣痛が来るたびに歩けないほどの痛みになっていました。病院へ着くと、すぐ着替えさせられ、陣痛室でただひたすら痛みに耐える状態でした。
母が付き添っていてくれましたが、出産経験のある母から「まだまだこんなもんじゃないよ」「しゃべれなくなるから」とアドバイス?を受け陣痛に耐えると言う感じでした。
しばらくすると本当にその通りで、痛みがやってくる感覚が短く強くなり、痛みが引いた数分は眠気で意識がなくなるというサイクルを繰り返してました。
陣痛が来てから4時間後に助産師さんが子宮口の開きを見ると8?で分娩台へ行きましょうとなりました。
その頃にはもう痛みよりも、いきみたい方が強かったです。分娩台にあがり、産婦人科の先生と助産師さんからアドバイスを受けながらいきみますが中々出てきてくれず、疲れてくたくたの中のいきみでやっと赤ちゃんが出てきてくれました。生まれた瞬間はすっきり〜と爽快感があり、赤ちゃんの顔を見てホッとしました。
陣痛から5時間半のスピード安産でした。
後で先生から、出産時にへその緒が赤ちゃんの首に巻き付いていて中々出てこられなかったのだと聞きました。
初めての出産で、陣痛ってどのくらい痛いのだろう、本当に耐えられるのだろうかと不安でいっぱいでしたが、いざ陣痛が始まるともう逃げられないと覚悟が決まります。
生まれないことはないし、先生がついていてくれる、生んだ後の赤ちゃんの顔を見て、産後すぐに育児が始まれば痛みはすぐに忘れてしまいます。