出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

陣痛からなかなかたどり着けなかった出産

本陣痛がきたのは予定日からちょうど1週間すぎた妊娠41週の時のことでした。
朝3:00に腰回り、お腹周りにかけて不快感を感じて起きました。最初は20分〜15分くらいの間隔で痛みが襲ってきていましたが、數十分ほど経つと規則的に15分に1回の間隔になりました。

もともと妊娠中の検診時に「15分に1回の間隔で陣痛がきたら病院に電話してくださいね。」と言われていたので病院に電話することにしました。夫に電話してもらったのですが、病院からの返事は「10分に1回の間隔になったらまた電話して下さい」とのことでした。

仕方なくまた陣痛間隔を測りながら夫と世間話をしていました。陣痛が来ていない時は普通に話ができるのですが、陣痛がきたとたん痛みのせいか、普通に話している夫を見て妙に腹立たしく思ったのを覚えています。

病院に電話してくれたり、痛みを紛らわそうとしているのか色々と冗談を言ってくれたりと、普段なら感謝の気持ちなのですが陣痛中は違い、ただただ「黙っててよ」と思いながら痛みをこらえていました。そしてまた陣痛が過ぎ去ると談笑する、となんだか自分の不安定さが不思議でした。

そうこうしているうちに10分に1回の間隔になったので、夫に電話で「絶対に陣痛だから病院に行く」と伝えてもらい半ばむりやり病院にいきました。病院まで車で5分ほどの距離だったのですが、車に乗るまでや、診察してもらう部屋まで行くまでにも何度か陣痛の痛みでうずくまって陣痛が過ぎるのを待たなければいけないのが辛かったです。

病院に行って子宮口を確認してもらったのですが、まだ大丈夫だからと言われ一度家に帰されました。家に帰ってまたひたすら陣痛間隔を測り、最初の陣痛から2時間経った頃には5分に1回の間隔になり、「もう病院じゃなくて家で産んでしまおう」と思考状態もおかしくなっていました。

夫がまた病院に電話をかけ、また病院に行くことになったのですが、病院に着くまでの記憶がほとんどありません。気がついたら病院にいて、尿検査してくださいと言われトイレにこもったのですが全く尿がでず。問診されている間も陣痛がくるのでたまに縮こまりながら白目をむいていました。そしてやっと触診されたのですが、その時に内診グリグリされ破水しました。

それまで落ち着いた口調だった看護婦さんが「産道まで頭がきてる!」と焦って他の看護婦さんをよんでいる様子をみて、あ、やっと産ませてもらえると安心しました。

破水後にそれまでで1番強い陣痛がきたのですが、診察室から分娩室まで移動しなければならず、しかし押し寄せる陣痛に力もうとすると「ここじゃ産めないから!力んじゃだめよ!」と言われ、用意された車椅子に膝立ちで座り分娩室に運んでもらいました。

しかしいざ分娩室に入ると陣痛は弱まってしまい、きたと思ってもすぐに痛みが引いてしまいました。内診の段階で参道に頭があったので「できるだけ早く産んであげて下さい。」と言われたのですが、いかんせん陣痛がこないので力むタイミングが分からずとても困りました。

このまま時間が経つと赤ちゃんに影響があるので帝王切開になると言われ、仕方がないので自力で力むしかなく、できるだけたくさん息を吸いこんで、そのあと思いっきりお尻の穴じゃないほうに力を入れる、ということを何度か繰り返し無事出産することができました。

後輩ママへのアドバイス

陣痛がきてからは不安と痛みと苦しみと、辛いとばかりですが、終わってしまえばあっという間だったな…という感じです。何より赤ちゃんが産まれた瞬間に苦しみが全てが吹っ飛んでしまいます!ちなみに出産の苦しみですが、私個人的には出産よりも切れ痔の方が辛いな、と感じました。

出産後切れ痔になってしまったのですが、出産よりも切れ痔の方が何日間にも渡るので辛かったです。また、出産の場合は赤ちゃんが産れると嬉しさでいっぱいですが、切れ痔の場合は排便後に痛みと排泄物への憎しみしかないので、切れ痔になったことのある人は絶対に出産も乗り切れると思います!

参考になったらここをクリック(ログイン不要)
\ あなたも体験談を投稿しませんか? /
次の体験談へ
\ あなたも体験談を投稿しませんか? /