出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

長いようであっという間の出産でした

出産前日の夕方頃から腰に痛みがありましたが、そこまで強い痛みでも無く、前駆陣痛だと思いそのまま就寝しました。起床した時も腰の痛みは続いていて、徐々に痛みの間隔が短くなっていき、5分間隔になった時にお手洗いに行ったところ、おしるしがあり、すぐに病院に向かいました。
陣痛〜産後回復までを過ごせるLDR室がある病院だったので、母親と妹がずっと付き添ってくれていました。
病院に付いてから1時間程で破水し、それから3時間程で子宮口が全開になりました。
出産に立ち会う為に夫も病院に向かっていたのですが、「旦那さんが到着する前に生まれるかもね」と助産師さんに言われる程、スムーズにお産が進んでいました。
しかし、そこからが長く、イキんでもイキんでも、赤ちゃんが出て来る気配は無く、次第に陣痛の感覚も弱まっていったように思います。
赤ちゃんの頭が大きく、私の骨盤が狭い事が原因だったそうです。
結局、イキみ始めてから1時間半後に夫も病院に着き、LDR室内は母、妹、夫が一堂に会する状態になり、賑やかでしたが、私にはそれが心強かったです。
元より運動嫌いだった所為か、何度も何度もイキみを繰り返すうちに、イキもうとすると股関節の外側が吊るようになり、夫がずっと脚をさすってくれていました。
途中から陣痛促進剤を打たれ、イキむ時に先生がお腹を押してくれたりもしましたが、やはり赤ちゃんは出て来ず、最後は会陰切開と吸引での出産となりました。
会陰切開は、麻酔も切られた時も全然分からず、切開の痛みというものは全く感じませんでした。
吸引に関しても、ハッキリと分かるという事は無く、下腹部が熱い感じがすると思ったすぐ後に、赤ちゃんが生まれていました。
イキみ始めてから3時間、何度も何度もイキんでいましたが、最後は殆どイキまされる事無く出て来てくれたので、少し拍子抜けた気分でした。
生まれてすぐに、カンガルーケアと記念撮影をしてもらえたのですが、体力も限界でボロボロ状態だったはずなのに、出来上がった写真に写っていた自分の顏は、とても嬉しそうな笑顔になっていました。

後輩ママへのアドバイス

陣痛の痛み、出産の恐怖等、本や人伝に見聞きして不安になる事もあると思います。ですが実際は、何もかもが初めての体験ですし、痛みも恐怖も何だかよく分からないままに進んでいきます。私は陣痛から子宮口全開までの時間が短かったからかもしれませんが、あっという間に終わったという感じでした。なるようにしかならないんだ、とドンと構えていましょう。

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