出産当日(陣痛〜分娩まで)の体験談

とうとうその日が!

不妊歴ほぼ10年で、はじめて子どもを授かることができました。本当にうれしかったのですが、その反面、妊娠が確実になってから出産まで、すべてが初めての体験で、とにかくぶじに産まれるまですべて順調にいってほしくて、妊娠している間、ずっと気がぬけませんでした。幸いさいしょのエコー検査から、検査の結果はぜんぶ良好、体重もふえすぎず、血糖値も血圧もまったく問題ありませんでした。初めての妊娠なので、夫といっしょにマタニティクラスに参加して、いろんなことを勉強したのも、しあわせな思い出です。
いよいよ出産予定日がちかづいたので、病院まで車で行くいちばん早いルートを調べたり、病院内の出産受付の場所を確認しに行ったり、陣痛が起きたら病院に持って行く荷物を用意したりと、準備をはじめました。ところが初産だったせいか、予定日を一週間すぎても陣痛がなくて、けっきょく予定の二週間後に産婦人科で触診をしてもらった翌日、やっと家で陣痛がきてお腹がシクシクしだした。それからしばらくして、おしっこが出たくらいの量の破水があったので、着替えて荷物をもってすぐに病院に行きました。午後3時半に病院について、入院してから8時間くらいずっと陣痛の波があり、子宮口は8センチくらいまで開きました。ただ8時間たっても、なかなか子宮口が開かないので、出産まであと何時間かかるか分からない、と言われたので、陣痛がおさまらないしこれいじょう体力がもつか不安だったので、麻酔を打ってもらうことに決めました。そこからまたかなり待って、やっと私の順番がきて、背中から麻酔を入れてもらうと、陣痛はおさまったのですが、こんどは体のふるえが止まらなくなって、そこからずっと歯がガチガチいってました。心強かったのは、入院してからずっと夫が側についていてくれたことと、個室に移ってからはやさしい年配の助産師さんが、ずっと手を握っていてくれたことでした。けっきょく麻酔から3時間待って子宮口は10センチ、赤ちゃんの心音が弱まってきたので、医師と相談した結果、入院から12時間後に帝王切開することにしました。まさか手術を受けることになるとは思っていなかったけど、赤ちゃんの安全を優先するなら、帝王切開をすすめる、という担当の先生がとても信頼できたので、不安を感じずに手術にふみきることができました。結果、赤ちゃんはぶじに生まれて、私の術後の縫合痕もきれいにくっついたので、本来は自然分娩をする予定だったけど、思いきって決めてよかったと思っています。

後輩ママへのアドバイス

マタニティクラスで出産をうながすために、病室でできるエクササイズを習っていたのに、私は陣痛が痛すぎて、ベッドから起きあがれませんでした。痛みで疲れきってしまって、先生から出産まであと8時間はかかるだろう、と言われて、ぜったい体力がもたないと思ったので麻酔をお願いしました。赤ちゃんのために帝王切開は正解だったと思うけど、最初そうすると次からも帝王切開になり、出産できるのは最高で3人まで、とも聞いたので、それ以上産みたいお母さんは、自然分娩を貫いたほうがいいかもしれません。また術後は体が回復するまで貧血気味で、私の場合はさいしょ母乳があまり出なくて、けっこう授乳で苦労しました。

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