破水からの出産
出産予定日を8日過ぎて、毎日「まだ来ない・・・」と待つ日々でした。
普段通りに午前中を過ごし、お昼を食べる前にトイレに行くと、薄いピンクのおしるしのようなものが出ていました。以前きたおしるしよりも水っぽいな、と思い、病院に連絡をし、受診することになりました。病院について、いざ診察!と立った瞬間、大量の破水をし、そのまま入院することになりました。
入院した病院は、陣痛~出産~回復までを1部屋でできるLDR室があり、ちょうど入院した日はお産がなかったため、ずっとLDR室でリラックスして過ごしました。
すぐに陣痛がくるものだと思っていたのですが、夕方になっても夜になっても陣痛は来ず、翌日の朝に陣痛促進剤を使用することに決まりました。夫も付き添ってくれていたのですが、一度帰宅してもらい、また朝に来てもらうことになりました。
翌日9時に陣痛促進剤を点滴し、最初のうちはテレビを見ながら笑って話ができるほどでした。
徐々に痛みは強くなっていき、助産師さんと夫に背中から腰にかけてさすってもらいました。さすってもらうだけで、すごく楽になりました。
痛みが更に強くなった時にやっと助産師さんから「本陣痛きたよ」と言われました。ようやく「いきんでいいよ」と言われ、思いっきりいきむと大量の破水をしました。そこからは機材が運ばれて、会陰切開をし、いきんでは休む、を何回か繰り返し、あっという間に出産しました。
いきんできる間は先生、助産師さんが「上手上手」など褒めてくれ、頑張れた気がします。そして、赤ちゃんも苦しい思いをして頑張っているんだ、と思い、私も「頑張れー頑張れー」と言うことで痛みも乗り越えられたと思います。
赤ちゃんを抱っこさせてもらうと、安心と痛みからの解放と色んな感情が込み上げてきて知らぬ間に泣いていました。でも横を見ると、夫も泣いており、結婚して初めて泣いている姿を見ました。
産む前は「陣痛よりも先に破水が来たらどうしよう」と心配していましたが、対処の仕方を頭の中でシュミレーションしておけば、落ち着いて行動できるので、どんな出産の始まりでも対処できるよう、準備しておくとよいと思います。
出産は私にとって、今までの人生で一番感動で全ての人に感謝する瞬間でした。
「赤ちゃんをみると痛みが吹き飛ぶ」とよく言いますが、本当にその通りでした。
不安や心配もあると思いますが、赤ちゃんの為にも頑張ってください!!